東日本大震災発生から5ヶ。この間、政府の対応や報道のあり方、福島第1原発とその周辺の状況はどうだったのか。2011年8月11日新宿ロフトプラスワンニコニコ生放送コラボイベント「震災から5か、今、福島原発の現場はどうなっているのか?」で討論会が行われ、独立総合研究所社長青山繁晴氏らが来場者や視聴者の質問に答えた。そのなかで青山氏は、自民党政権時、日本海に埋蔵するメタンハイドレートを採掘しない理由について資エネルギー庁の長官に尋ねた際、「(それを知ろうとすると)『命に関わりますよ』と言われた」とった。

メタンハイドレートから見えてくる日本現実

 東日本大震災の発生後、広がりつつある"脱原発"の論調。原子力発電に代わる次世代エネルギーとして期待されているもののひとつに、「燃える氷」といわれるメタンハイドレートがある。青山氏によると、日本にはメタンハイドレートが埋蔵されており、低コストでの採掘が可になれば、日本世界有数のエネルギーになり得ると言う。だが、政府は日本海側のメタンハイドレート採掘に決して予算を出そうとしなかったと言う。なぜ採掘しないのか。自民党政権時代、青山氏が当時の資エネルギー庁長官や石油会社の所長に尋ねたところ、「命に関わりますよ」という答えが返ってきたという。

日本が敗戦国で輸入であることによって世界の秩序ができているのだから、それを壊すことはできない。500億円を開発に注ぎ込んだ太平洋側からも、(メタンハイドレートがあるのは確実なのに)何も出てこなかった。(そのことが)国会で一度も追及されたことはない。メディアに書かれたこともない。これが日本なんですよ。『資がない』でなければならない。『敗戦国』でなければならない。『あなたのようにそれを変えようとすると大変なことが起きますよ』と言われた」

 この事実を知った時、「初めて日本の根っこにぶつかった気がした」と青山氏は話す。

 さらに青山氏は、先日イギリスで開催されたガスハイドレート学会において、韓国竹島の南にあるメタンハイドレートについて研究発表をした際、発表者は日本海を「東海」と称したうえで、「2014年東海メタンハイドレートを実用化すると発表した」とった。そして、その研究の資はIHO(機関)で「際的な表記は『日本海』である」と発表したばかりのアメリカ政府が出しているといい、

竹島問題はメンツの問題じゃない。実は世界の資の争いと直結している」

と、韓国アメリカによる日本海メタンハイドレート開発が既成事実化しつつあることに警鐘を鳴らした。

中村里江)

関連サイト
・[ニコニコ生放送]メタンハイドレート開発が進まない理由から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv59058795?po=news&ref=news#1:11:20

独立総合研究所社長の青山繁晴氏