『名探偵コナン』82巻(青山剛昌/小学館)
ダ・ヴィンチニュース

 1994年に連載開始したマンガ『名探偵コナン』が今年で20周年を迎えた。アニメ映画はいまやゴールデンウイークの風物詩。子供のころに魅了されたその気持ちのまま、大人になってもコミックやアニメを追い続けるファンが多いのも同マンガの特徴だ。俳優・佐藤健もその一人。「尊敬する人は江戸川コナン」と公言する佐藤が、同じく20周年を迎える『ダ・ヴィンチ』5月号の名探偵コナン特集で、憧れの著者・青山剛昌と対談! 

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【佐藤】20年間『コナン』を続けるのは、尋常じゃないですよね。やっぱりトリックを考えるのが一番大変ですか?

【青山】トリックは、最初に担当編集者と打ち合わせをしながら考えます。だから、担当が変わると面倒なの。黒ずくめの組織のボスは誰か、とか一から全部教えないといけない。

【佐藤】さりげなくすごいワードが。その話題は微妙だなあ。最後に真実を知って驚きたいから、僕はわざとあまり考えないようにしてるんです。でも、……ボスはいつくらいから決めていたんですか?

【青山】ああ……うーん、まあね、このあたりかな。(単行本のある巻を取り上げる)。

【一同】おおお――!! 大ヒントじゃないですか!

【佐藤】これはダメだ。その巻読んだらわかっちゃう。これ、書いちゃダメです。『コナン』はラブコメも見所ですよね。

【青山】ラブコメシーンは結構大変です。いいセリフを描こうと思ったりして、時間がかかる。

【佐藤】僕、灰原が好きなんです。マジで相当好き。科学者でかっこいいし。

【青山】灰原かー! 灰原、人気あるんですよ。

【佐藤】最初は敵か味方かわからない存在でしたよね。でも、ついに心を開いたなっていう瞬間があるんです。蘭が作ったおかゆを食べて、「あち…」って言う(41巻【トイレに隠した秘密】)。そこでグッと心をつかまれました。灰原は、絶対にコナンのこと好きだと思うんです。でも、複雑な事情を知っているから彼女からはアクションを起こせない。そんなところがほっとけないです。アニメの灰原役の林原めぐみさんも好きで。素敵な声ですよね。

【青山】キャラを作っていると、こう描けばこれくらい人気が出るだろうなって、だいたい予想できるんです。でも、灰原だけは予想をはるかに上回る人気ぶり。林原さんの声は大きいと思います。灰原哀の哀はね、実は「アイリーン・アドラー」から取ってるんです。シャーロック・ホームズを唯一負かした“あの女”。

【佐藤】あれ、それ、重大情報じゃありませんか!?

【青山】そう、今初めて明かしました。物語では、「女探偵のV・I・ウォーショースキーの“I”」と言ってるんだけど、本当はアイリーンなの。佐藤さんへのスペシャルプレゼントです。

【佐藤】すごい! ありがとうございます!

 同誌ではほかにも、裏話満載の濃ゆ~い対談を掲載している。

文=松井美緒 ダ・ヴィンチ5月号「祝!連載20周年『名探偵コナン』特集」 
※【】内の事件名は、「名探偵コナンサンデー公式データベース 全事件レポート編纂室」より(http://websunday.net/conandb/top.html)

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