ネオヒルズ族の一人で、“秒速で1億を稼ぐ男”こと実業家の与沢翼氏(31歳)が4月26日、自身のFacebookを更新し、会長を務めるフリーエージェントスタイルの資金が完全にショートしたことを報告。これまでさまざまなメディアで披露してきた高級車の売却や高級住宅の解約、そして東京・六本木のオフィスも退去することを明かした。

26日に更新した長文の「ご報告」によると、納税準備資金をほとんど用意しない状態で迎えた2013年8月期決算以降、税金の支払いに追われる日々となり、現在は税金滞納額が1億円を超えているそう。また、今年2月に取引先のクレジットカード会社が倒産して資金繰りが悪化、加えて1月に投資した海外FXが元本の90%を失う損害を出したことから、これまでの規模での事業継続が困難な状態になったという。

この状況に、「投資の詐欺的行為にあったことやカード会社倒産が直接的な経営状態の急降下の原因ではあったものの、所詮それはきっかけにしかすぎず、自分のビジネスモデルやメディアでの演出のための支出、迫り来る、無限ループに思える税金に、精神的にも物理的にも限界に達していました」とコメント。「お金持ちを演じることを期待されているのに、もはやお金がない。この状況は、心底きつかったです」と胸の内を告白している。

そして、ここ1か月は「メディアで発言する自分の言葉に自分が洗脳を受けていき、周りを取り巻く女性たちに逃げ、全てから一時的にでも解放されたいがために飲むアルコール。この1か月間も日夜、突き抜けきってしまおうと思って行動しては迷いを生じの繰り返し、行動原理を失っていき、とうとう限界に達しました」と、繰り返し“限界”という言葉を用い、「酒と見栄と女に狂った典型的なアホ経営者です。全て私が悪いです。経営者の反面教師の鏡だと思います」と自虐的につづった。

また、「とにかく一人になって、所持金ゼロでしばらく実家か祖母のところに消えたい。これが最近まで考えていた本心です」としながらも、「ただ、私にはまだ義務が残っています。残債を全て支払い、再建しなければいけません」とし、フリーエージェントスタイルは破産せず、残額の税金などをすべて支払うため、独力でも事業を継続していくという。

「当初は、受け入れられなかったこと、これまでの全てはもう無くなるという現実も、今はすべて受け入れており、もはや物や金、見栄、プライドに対する執着を完全に消失しています」「もうおわかりの通り、ここ数年間のイメージの与沢翼は既に死んでいます」「私は、自分の常識をもって世界に敗れました。敗戦を宣言します」「もう金への執着はありません。散財をすることもありえません。生きてるだけで幸せです」など、これまで強気なパブリックイメージで固めていた与沢氏から衝撃的な言葉が次々と飛び出したこの報告。

最後にはこんな言葉もつづられている。「今日から無理をしてお金持ちのふりをする必要がなくなったので、楽になりました」。

与沢氏は1982年生まれ、埼玉県出身。早稲田大学社会科学部、ネット通販会社エスラグジュールの起業などを経て、情報商材やアフィリエイト、セミナーなどを手がけるフリーエージェントスタイルでの成功体験が大きな注目を集めた。近年はバラエティ番組など、テレビへの出演も多数。