実の子に「おまえは川原で拾ってきた」と話す謎発言の理由は?
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愛する子どもへの親の接し方は様々ですが、shoshiminさんは子どもの頃、母親に「おまえは川原で拾ってきた子だ」と常々言われて育ったそうです。現在は母子手帳から冗談だったと判明していますが、ちょっと不思議な発言ですよね?質問者さんは、度の過ぎた冗談に疑問を感じ、やがてある考えに行き着いたといいます。

「『実の子を川原で拾ってきた子だ』と言っていると魔除けになる」のでは?

さて、その推理に集まった回答は…。

『実の子を川原はで拾ってきた子だ』と言っていると魔除けになるのか

■拾い子=魔除けは本当?


「『魔除け』のつもりで『お前は拾ってきた子なの』なんて言われたらたまったもんじゃない」(nina1313amさん)

普通なら仰る通り!といえますが、こんな歴史もあるようです。

「かなり昔(安土桃山時代以前)から、『捨て子は強い子に育つ』という言い伝えがあって、年老いてからやっと後継ぎの男子に恵まれた『豊臣秀吉』は、わざわざ、その子どもを一旦、城の門前に捨てさせて、守り役の家臣に拾わせたという話があります」(deadlineさん)

古くからの慣習は質問者さんと状況は似ていますが、名前自体にも「捨て子」「拾い子」を表した名付けがあったそうで、豊臣秀頼の幼名は「拾い」(拾丸)と付けられています。当時は悪霊が幼子の命を奪うという考えから、家臣に「お拾い様」などと呼ばせては病魔に大切な存在と気づかれると秀吉が注意したといいますから魔除けの意味合いもあったようです。

noname#96725さんは「知人のお父さんは捨吉という名前です。戦前生まれの人名にはたまに見掛けます」と、厄除けや縁起担ぎの一つと話されますが、質問者さんの場合は名付けではないものの、そんな慣習に則った親の愛情といえそうです。でも、この慣習はもっと昔にもあったのでしょうか?

■魔除けのために驚きの名付け


Q&A「人が嫌がるような変な名前について」では、昔にあった厄除けの意味合いを込めた名前について、こんな回答が。

「牛若丸みたいな『○○丸』というのが比較的多かったのですが、この『丸』というのはつまり『おまる(糞、後世には便器)』のことだと聞いています。物の怪に対して、うちの子は汚いから触るんじゃないよ〜と言ってるんですね」(noname#11187さん)

「平安時代初頭の桓武天皇の夫人の一人に藤原小屎(中務大輔鷲取の娘 万多親王母)。服牟志子女(はとりのしこめ(醜女) 平安初期の女官か?)。阿古久曾 (あこ(愛称)くそ 紀貫之の幼名)」(fuzigidaneさん)

現代では考えられない命名には驚かされますが、特に平安時代は貴族の間でも盛んな習俗だったとか。王朝美学が強調される時代ですが、悪霊から身を守る「言葉の力」に重きを置いた逆説的な表現には、「美しさ」だけではない当時の価値観が垣間みれますね。

天城毅彦

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