サーチナ

 韓国の自動車メーカーがウォン高に苦しんでいる。香港メディアの鳳凰網はこのほど、韓国自動車産業研究所の発表を引用し、韓国の自動車産業は通貨ウォンが米ドルに対して10ウォン値上がりするたびに売上高が4200億ウォン(約418億円)減少すると伝えた。

 報道によれば、2014年1月のウォン為替レートは1ドル=1064.75ウォンだったが、5月8日には1ドル=1021.50ウォンまでウォン高ドル安が進んだ。

 記事は仮に5月の水準のまま年末を迎えた場合、韓国の自動車産業の売上高は1月時点の為替レートの水準に比べて1兆6000億ウォンも減少することになると試算した。

 記事は韓国自動車産業研究所の発表として、「ウォン高は自動車の輸出における価格競争力を削ぐことにつながり、韓国自動車メーカーは今まさに苦しい時期にある」と伝え、グローバル市場は競争が激しいため、輸出先での販売価格引き上げによって為替の影響を打ち消すことは簡単なことではないと論じた。

 さらに13年に大幅に円安が進んだことで、日産は同年に米国で17車種中7車種で2.7%-10.7%の値下げを行ったほか、トヨタ自動車は13年下半期に米国ですべての自動車に2500ドルの補助を提供したと紹介。その結果、14年4月までに日産の米国市場での販売台数は前年比13%増、トヨタは同2.1%増になったと伝えた。

 また、日本の自動車メーカーは円安を利用して輸出価格の引き下げを行い、競争力を強化していると指摘する一方、韓国自動車産業研究所の分析として、「14年下半期も円安が続く見通し」と伝えた。

 仮に今後もウォン高が続けば、韓国車の価格競争力は低下し続けるため、韓国自動車メーカーは日本の自動車メーカーに太刀打ちできなくなると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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