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 中国版ツイッターともいえるミニブログサービス「新浪微博」(SinaWeibo)で、作家・周碧華氏の主張が2011年7月ごろから注目を集めている。その主張とは、「メイド喫茶は店員の尊厳を貶め、人権侵害にあたる」というものだ。これに対し「新浪微博」には、「この人、何にも分かっていない」「調べ直してから発言してください」といった意見が数多く寄せられている。

 「新浪微博」で7000人以上のフォロワーを持つ周氏は2011年7月8日、個人のブログで「店員をメイドと呼ぶのは人権侵害」(中国語表記:服务员沦为女仆是践踏尊严)と題する文章を発表。中国のインターネットユーザーの関心を集めた。この記事には、湖南省長沙市にオープンしたばかりのメイド喫茶について、

「"主人"としての虚栄心を満足させることで、消費者との距離感を縮めようとする経営戦略かもしれないが・・・。まるで使用人であるかのような呼び方をされることで、店員は事実上、下等階級と見なされてしまった・・・。残念ながら、民主と平等を求めると称する人にさえ、それが人権侵害であるということは認識されていない」

 と書かれており、メイド喫茶を非難している。周氏のこの主張には、「尊厳をなくして金ばかりを追求することに賛成できない」、「(メイド喫茶の)経営者はただの変態だ」などと、賛同するコメントが書き込まれた。

 一方、アニメ・漫画の愛好者たちは強く反論。「新浪微博」では

「(客とメイドが)お互いを尊重してサービスが行われている。強引に『人権侵害』なんて言うな!」
「(日本のオタク文化を)何にもわかっていない」
「調べ直してから発言してください」

などのつぶやきが投稿された。

 こうした反対意見を受けて周氏は、「日本からはいろいろ学ぶべきところがあるが、間違っているところまでマネすることについては、批判しなければならない」と追記している。

 日本のオタク文化の影響で、中国では2007年ごろから沿海部の広州をはじめ、上海や北京、内陸部の湖南省や四川省にいたるまで次々とメイド喫茶がオープン。政府の機関メディアである人民日報社のニュースサイト「人民網」で報道されたこともある。だが、メイド喫茶に対する認識は人によって大きく異なっており、店のコンセプトを理解できない人や、性的なサービスを提供する店と勘違いしている人も多数存在している。

◇関連サイト
・周碧华/独立观点 百姓传媒 - 周氏のブログ(中国語表記)
http://blog.sina.com.cn/s/blog_49ae54740102dqjn.html

(方静)

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