歌舞伎町「女子学生昏倒事件」 明治大学「テニスサークル」公認取り消し・廃部へ
弁護士ドットコム

新宿・歌舞伎町の路上で6月下旬に女子学生などが集団で昏倒し、救急搬送された事件について、明治大学は7月18日、調査結果を発表し、学生たちが所属していたサークル「クライステニスクラブ」の公認を取り消し、廃部にすると発表した。その理由として、過度な飲酒や未成年の飲酒が確認されたことをあげている。

同サークルは6月20日夜、他大学の学生と合同で懇親会を開催。懇親会後に路上に倒れ込んでいた女子学生を男子学生が介抱している画像や動画がツイッターで拡散して、話題になっていた。明治大学は原因解明のための聞き取り調査を行い、過度な飲酒や未成年飲酒が発覚した。

ネット上では、薬物の使用も疑われていたが、明治大学は「事件性(薬物・睡眠薬の混入等)がないことを確認しております」と否定している。

明治大学が発表した調査結果の全文は以下の通り。

●「一歩間違えれば生命の危険を脅かしかねない過剰な飲酒」

本学公認サークルの処分について

 本学公認サークル「クライステニスクラブ」の飲酒事案につきまして、各方面に多大なご迷惑・ご心配をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

 本学では関係する学生全員を対象に個別面談を実施した結果、本件が過度の飲酒に起因していること、また多数の未成年飲酒があったことを確認しました。また、警察においても当日の参加学生から聞取り調査が行われ、その結果、事件性(薬物・睡眠薬の混入等)がないことを確認しております。

 本学では、これまでも未成年飲酒の禁止、飲酒の危険性に関して、新入生やサークルを対象に新入生指導週間行事や長期休業期間前のサークル説明会において、再三にわたって注意・指導を行ってきた他、ホームページ等で常時注意喚起を行ってきましたが、今回発生した事態を重く受け止め、改めて再発防止に努めてまいります。

1 事実経緯

 2014年6月20日(金)夜、本学公認サークル「クライステニスクラブ」は春学期最終練習後、新宿歌舞伎町の飲食店において、他大学と合同の懇親会を実施し、本学学生34名(うち未成年者21名)が参加しました。この懇親会では、未成年飲酒に加え、カクテルの他、アルコール度数の高いウォッカやウィスキーをイッキ飲みする等、一歩間違えれば生命の危険を脅かしかねない過剰な飲酒を行いました。

 飲食店を退店し、旧新宿コマ劇場前に集合したところ、泥酔状態に陥っていた女子学生を含む複数名の本学学生が路上に倒れこみました。その様子を見て心配した方が警察に通報し、2名の成人男子学生が病院に救急搬送されることになりました。この2名は、アルコールの過剰な摂取と診断され、数時間後に治療を終え無事に帰りました。

2 サークルへの処分

 サークル行事における過度な飲酒や未成年飲酒の常態化が確認されたことから、クライステニスクラブは「公認取消・廃部」すると共に、当該学生に対しては厳重注意を行いました。

 その上で、廃部後もクライステニスクラブに所属していた本学学生98名に対し、飲酒に対する正しい知識を習得させるため、外部講師による未成年飲酒の防止、アルコールの危険性、適正飲酒の必要性等の講習会を実施します。また、厳重注意を受けた当該学生に対して引き続き個別指導を行い、始末書及び誓約書を大学に提出させることとします。 

3 今後の対策

 全公認サークル代表学生を招集し、飲酒及び課外活動全体の安全対策について、指導を行いました。今後とも、健全な課外活動を推進するため、全公認サークル部長(教職員)とともに、サークルへの指導を継続的に強化してまいります。

 併せて、本学の全学生に対しても各種ガイダンス、ホームページ、掲示、学生個人向けのポータルサイトを利活用し、飲酒に関する注意喚起を継続して行います。

(弁護士ドットコム トピックス)

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