先日終了したFIFAワールドカップ。日本でも国をあげて日本代表を応援していたのも、記憶に新しいところ。一方で、日本代表の試合にだけはしゃぐ人々を指す「にわかファン」という言葉も話題になりました。「にわか」には「一時的であるさま。かりそめであるさま」という意味がありますが、にわかファンには、相手を揶揄する意味が込められているようです。そこで、働く社会人のみなさんに「にわかファン」をどう思っているのか、アンケートを実施しました。

Q.自分の好きな分野において、にわかファンの存在をどのように思いますか?

いいと思う 64.2%
あまりよく思わない 27.6%

半数以上が、好意的に受け取っている様子! その理由とは?

■むしろウェルカム!

「マイナーな趣味なので、少しでもファンが増えて欲しい」(男性/30歳/商社・卸)

「少しでも観て、会場に足を運んでチケット代を払ってくれたら貢献になると思う」(女性/28歳/自動車関連)

「にわかでもなんでも、ファンが増えてその分野が盛り上がるのはいいことだから」(男性/30歳/機械・精密機器)

「当たり前だと思っていて気づかなかったことに気づくことがある」(女性/31歳/ソフトウェア)

ファンとしてしっかりその分野に貢献していれば気にならない、という意見が多くみられました。『マイナーな趣味』というのも気になりますが、少数派だからこその願望もあるようです。

■「にわか」という言葉が嫌い

「ファンはファン。『にわか』と格付けする発想が嫌い」(男性/41歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

「にわかにわかと訴える人自体、ちょっとどうかと思う。ジャニーズ好きな知人が、あれはにわかだからとか、にわかのせいでチケットが取りづらくなった、なんて言っているのを見ると大の大人がくだらないのでは......と、感じてしまう」(女性/29歳/情報・IT)

にわかファンという考え方を不快に感じている人もいるようです。たしかに、「にわか」という言葉に過剰反応しすぎている面もあるかもしれませんね。

■その後に期待!

「最初はにわかでも、熱心なファンになってくれればいいと思う」(女性/32歳/医療・福祉)

「その後も好きでいてくれるのであれば」(男性/32歳/学校・教育関連)

 サッカーファンのなかには「4年に一度騒いだついでぬ、どうせならJリーグも盛り上げてほしい」(42歳男性/機械・精密機器/技術職)という、切実な意見もありました。

 一方、「にわかファンをあまりよく思っていない」人々の意見はどのようなものなのでしょうか?

■まさしく「一時期」なのがイヤ

「自分が本当に好きな分野だったら、適当にチヤホヤしやがって......となる気がする」(女性/26歳/金融・証券)

「にわかは飽きたらすぐにそれを捨てるし、その分野の発展には長期間貢献しないため」(男性/29歳/商社・卸)

「何も知らないくせにその時だけ、とかムカつくから」(女性/25歳/食品・飲料)

 ワールドカップ期間中だけ盛り上がるなど、まさに一時的なファンにイラっときてしまうようです。

■知ったかぶりが許せない!
「大して知識もないのに訳知り顔をするから」(男性/27歳/金属・鉄鋼・化学)

「自分よりその分野について知らないのに語らないでほしい」(女性/20歳/小売店)

「知ったかぶりが多い」(女性/28歳/医薬品・化粧品)

 マイナス意見の中で、もっとも多かったのが「知ったかぶり」に対する批判。実は、好印象を持っている人のなかにも「あんまり知ったかぶりしなければOK」(男性/48歳/医療・福祉)という意見があり、その振る舞いに対してはどちらも共通の考え方があるようですね。

 なかには「基準が曖昧だから、もしかしたら私もにわかの部類に入るかもしれない」(女性/33歳/その他)という意見もありました。明確な「にわかファン」の線引きがされていないことも、議論が巻き起こってしまう要因なのかもしれません。

(谷口京子/清談社)


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