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 デジタル時代のコンテンツクリエイターを発掘・育成するコンテスト「マルチメディアコンテンツアワード2011」の募集が現在行われている中、審査員であるデジタルハリウッド大学学長の杉山知之氏が2011年9月28日、ニコニコ生放送「水曜ニコラジ」にゲスト出演し、ニコ動のクリエイターたちに熱いエールを送った。

 デジタルハリウッドは1994年に設立され、2005年からは「大学」として、すでに5万人の卒業生を輩出している日本のデジタルクリエイションを牽引してきた学校。卒業生の多くは、ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズなど、多くのデジタルコンテンツの制作に関わってきた。

 このデジタルハリウッド大学とTOKYO FMの共催で行っているのが「マルチメディアコンテンツアワード2011」で、2013年から開始予定のマルチメディア放送の可能性を探るためのコンテスト。アナログテレビのデジタル化に伴う「電波跡地」のVHF帯を使った次世代放送で、携帯電話やカーナビなどさまざまな受信機を使っての放送が計画されている。

 今回のコンテスト募集は「カーナビ部門」と「デジタルサイネージ部門」の2部門。「カーナビ部門」は、ドライブや旅行を楽しくするためのカーナビ機能の募集で、企画書のみでの応募が可能。「デジタルサイネージ部門」は、デジタルサイネージ(駅やビルの壁にかかっている巨大ディスプレイ)が設置してある場所を想定し、その場にマッチした効果的な映像作品の提出が必要となる。最優秀賞は賞金30万円。なお昨年、ラジオ連動アプリの企画書を提出して最優秀賞を受賞した木村隼人氏(大学4年生)は、これがきっかけで現在TOKYO FMでインターンをしているというから、まさにこのコンテストがクリエイター発掘の場になったわけだ。

 また番組内では、杉山学長が気になった動画を紹介。動画職人「三重の人」の作品「『初音ミク』千本桜『オリジナルPV』」について、学長は、コンポジット(重ね絵)のセンスの良さをハリウッドからオファーがくるレベルと認定。

「この辺までできればハリウッドの映画のタイトルでも通用するレベル」
「これがアマチュアだと言ったら向こうの人は椅子から落ちるね」

と大絶賛した。「才能の無駄遣い」「才能の不法投棄」とも評されるニコ動クリエイターにとって、このコンテストは可能性を広げ、夢を実現するきっかけになるかもしれない。応募期限は10月31日までとなっている。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]「三重の人」による『初音ミク』千本桜『オリジナルPV』と杉山学長の絶賛から視聴 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62872287?po=news&ref=news#55:40
・マルチメディアコンテンツアワード2011
http://www.dhw.co.jp/mmcawards2011/

(大塚千春)

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