「Johnny's net」より
日刊サイゾー

 ジャニーズ事務所が、オークションサイトで転売された自社アーティストのコンサートチケットについて28日、出品者の情報を掲示した。

 今回、ジャニーズの公式サイト「Johnny's net」で公開されたのは、11月から始まる嵐のドームツアーと、Kis-My-Ft2の東京ドーム公演の転売者情報。「これらはチケット到着後に第三者へ転売する目的で出品したものと判断し、チケット販売規約に則り、当選を取消しとさせていただきました」とした上で、嵐は30件、Kis-My-Ft2は46件のオークションID、出品者名の頭文字、座席番号などを掲載。該当の座席については、再抽選の上、ほかのファンクラブ会員へ販売済みだという。

 エンタメ業界と転売屋の攻防戦は近年、白熱化しているが、それでも横行が止まらないのが実状。山下達郎も、今年の全国ツアーから身分証の提示を実施しているが、身分証付きチケットの出品が続出。これには山下も、ステージ上で「今回の対策で転売は抑止できると考えていましたが、悪知恵を働かせるヤツはいるもんですねぇ。来年のツアーではまた別の対策を考えなければなあ」とボヤき、「皆さん、絶対に転売業者からチケットを買わないでください」と直接呼びかけたという。

 また先月、Mr.Childrenのファンクラブ限定ライブのチケットが、「Yahoo!オークション」で50~90万円にまで跳ね上がる事態に。しかしこの出品者は、ファンからの通報や厳しい批判を受けたため、出品を停止。取り引きには至らなかった。しかし、今回はミスチルにしては“小箱”といえる2,000人規模だったため、出品者が悪目立ちしてしまったが、数万人単位の大箱だったとしたら、阻止することはできなかったかもしれない。

 一方、独自の転売対策を行い好評なのが、ももいろクローバーZ。延べ約12万人を動員した7月のスタジアムコンサートにおいて、初めて“顔認証システム”を導入。当日はファンクラブのIC会員証の提示のほか、チケット購入者と、入場者の顔との照合が行われた。

 これについては、「ほかのアーティストも参考にするべき」「ももクロは、ファンを大事にしてる」など、ファンからおおむね好評のようだが、実施前には「顔認証って何?」「本当に効率アップするの?」「髪形やヒゲを変えても、判別されるの?」と、不安の声も目立った。さらに一部からは「体調不良や仕事で急に行けなくなった時、家族にも譲れないのはツライ」「ももクロのチケットは1万円近くするから、ムダになった時にきつい」という声も。これが業界のスタンダードとならない限り、不満はつきまといそうだ。

 オークションサイトの利用者増加とともに、エンタメ業界を悩ますこの問題。いたちごっこは、まだまだ続きそうだ。

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