テレビの申し子、田村淳×ネットの申し子、津田大介の対談はTV Bros.」最新号で掲載中
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  テレビ朝日系「ロンドンハーツ」、TBS系「クイズ☆タレント名鑑」をはじめ数々のテレビ番組で司会を務め、その器用さと明晰な頭脳に定評のある田村淳と、ネット界隈で抜群の影響力を持つ気鋭のジャーナリスト津田大介の対談が「TV Bros.」10月29日発売号(東京ニュース通信社刊)に掲載されている。ともに1973年生まれというテレビの申し子とネットの申し子が語る「テレビを巡るこれからのメディア論」は実に興味深い。

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 文化放送「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB」では、文化人やジャーナリスト、政治家といった硬派なゲストを招きながら、軽妙なトークで難解なテーマを分かりやすくリスナーに届け、さらには多くのタレントが敬遠しがちな政治的発言もいとわない田村。芸人としての枠には収まらないその緻密な活動は、綿密な計算なのか?それともただのノリなのか? 同誌の対談からその真相がわかる。

  テレビの影響力とネットの生々しさのバランスを探っている最中だという田村。曰く「この生々しさを上手く利用すれば、テレビから離れた人たちを取り戻せるんですよね」 。

「若者が欲する刺激的なものはネットの方にたくさんあるのは事実だし、一方で今のテレビはどんどん刺激をなくす方向にシフトしていますから。その意味では、長寿番組が終わるのはいいことだと思っています。ただ代わりになる刺激的な番組をつくれないとそれは衰退でしかないですよね」。 

  また、テレビとネットの共存について、津田氏が「震災以降なんとなくいい方向に向かっていたんですが、その矢先にあのフジテレビのデモが起きましたからね…」と言うと、田村は「フジテレビのデモに関して言えば、今の日本にあれだけテレビ局に関心を持って、問題を指摘して『直せ!』と声を上げる人がたくさんいるんだって思いましたけどね。反発であれ、あの声は絶対に利用した方が良いと思います」と主張。さらに、山本太郎の一件で、「発言力のある今、自分は干されている場合じゃない」と発言したことについて、「太郎とは本当に仲がいいので、あいつの選んだ道は認めるけど、あの道はずーっと反原発キャラクターでしか生き残れない。でも僕はもっと意見を言っていきたいんですよね」と真意を語った。

  さらに、ふたりとも今のテレビは以前のそれと比べると「つまらなくなった」と感じているようで、津田氏が「見ていてつらいのは、バラエティ番組の巻き戻し。いいところでCMにいって、始まるとまた前のシーンから振り返るのは正直たるすぎる」と苦言を呈すと、田村も「もともと見ている人のために好意で振り返っていたのに、今ではタルいと思われている感覚を、テレビをつくっている人間がどれくらい気づいているかってのは問題ですよね」と同調。「あまりに古い感覚でやっている人と仕事をするのはすごいストレスですよ。『なんでこれが面白いってわからないんですか?って思うことがしょっちゅうある」と吐露している。

  そんな田村は、「どうしても自分のやりたいことができなくなって『もうテレビは無理だ』と思ったらスパーンと全部やめる覚悟はありますよ」と衝撃発言も。「極論を言うと、僕がおもしろいと感じているスタッフ含め、どこかテレビ以外のメディアの人が一気に買い取ってくれると言った場合、そっちにいってもいいとは考えています。でも結局は、そこで生まれたお金を利用して自分がスポンサーになって番組をつくりたいんです」と思いを語っている。

  「TV Bros.」10月26日発売号では他に、清水ミチコ×マキタスポーツ対談、“原発のある町”玄海町レポート、離婚立ち直りツアーのススメ、仲里依紗主演「ハラがコレなんで」特集、松江哲明×原田眞人監督対談、「新ドラここがヘンだよ!第1回」、「連載スター誕生!」などを掲載。

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