海苔と日本人の不思議な関係
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朝食・昼食・夕食と白米を食べる機会が多い日本。ご飯のお供にはやっぱり「海苔」が欠かせない!という人もいるのではないでしょうか?実は海苔はあんなに薄っぺらいのに栄養分を豊富に含み、身体に良いということが分かっています。しかし、海苔を体内で消化できないとその栄養素を摂取することができないそうですが、なんと消化できるのは日本人だけと言われています。そこで本記事では、そんな知られざる海苔の栄養素と日本人しか海苔が消化できない謎に迫りたいと思います。

■ 海苔の栄養素

海苔は緑黄色野菜といわれるほど栄養豊富でビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。手巻き寿司などに使われるサイズの海苔を2枚食べるだけで、1日に必要なビタミンA・B1・B2は摂取できるそうです。特にビタミンAは豊富に含まれており、海苔1枚で卵1つ分のビタミンAが摂取できると言われています。野菜嫌いな子どもが多い中、海苔を数枚食べるだけでビタミン・ミネラルを簡単に摂取できるのは嬉しいですね。

■ 外国人は海苔を消化できない

日本食ブーム以前には欧米諸国ではあまり馴染みがなかった海苔。海苔を見ても食べ物だと分からず、変な紙だと思う人が多かったと言われています。そんな欧米では珍しかった海苔ですが、実は海外の研究で生海苔や海藻を乾燥させて作った海苔は日本人だけしか消化できないということが分かっています。外国人は食べても消化されず、そのまま出てきてしまうため、海外で海苔を知っている人は消化に悪い食べ物という認識があるそうです。

■ 日本人が海苔を消化できる謎とは?

海外の研究で日本人しか持っていない腸内バクテリアがいることが分かったそうです。そして、そのバクテリアに海草に含まれる多糖類を分解できる遺伝子が含まれていることが判明したそうです。つまり、日本人だけが古くから海草を生で食べることをしていたため、海草に住んでいた多糖類を分解できるバクテリアの遺伝子を自然に体内に取り込んだそうです。海苔を分解できるバクテリアは、なんと日本人の排泄物からしか検出されなかったそうです。

■ 焼けば消化できるようになる

ちなみに、海苔には乾海苔、焼海苔、味付海苔など種類がありますが、海苔は熱で細胞壁が壊れて消化吸収が良くなるため、焼海苔は外国人でも消化することができるそうです。お隣の国・韓国にも「韓国海苔」がありますが、韓国海苔は焼海苔に塩とごま油を塗った味付海苔の一種なので、日本人以外が食べても消化されるようになっています。

■ おわりに

大宝律令(701年)が定められた時には高級品として既に海苔が朝廷に納められており、日本人は古くから海苔を食べていたことが分かります。古くからの先祖の食生活によって、海苔が「日本人だけ消化できる食べ物」になっていたとは驚きの事実です!

(著:nanapiユーザー・さんりけ 編集:nanapi編集部)

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