スライムで作曲、レトロな文字を手作り?六本木・メディア芸術祭の遊べるアート3選
ソーシャルトレンドニュース

変化のない日常から一日でも解放されたい、刺激がほしい…。ワンランク上のハイカルチャーな経験がしたい……。
この中のひとつでも思ったことがある方に最適な催し『文化庁 メディア芸術祭』が開催中!“文化庁”って……堅いイベント? と思いきや、そんなことはございません!

コンセプトはアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰し、その受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。つまりお祭り!

受賞作品は、クレヨンしんちゃんの映画をはじめとして、全世界で注目のゲームアプリなどある、キャッチーなイベント。他にも大物ミュージシャンのアート作品や、体験型の作品も数多くある“美術館へ行く”というイメージとは少し異なるラインナップ。今回はその中から3つの作品を紹介します!

■ありそうでありえない!?ちょっとレトロなオリジナルフォントがもらえる!

“見て! 最近家の周りで「トクナガ」(私の苗字です)が急激に増殖!”

このホントのようなウソ画像。SNSに上げたら「何コレー!」となること間違いなし。メディア芸術祭に行けばすぐに作れます!

ライター仲間に送ったらさっそくツイートされました…!
どれも、本当にこういうお店があって写真を撮ってきたような仕上がりですよね。

そして、注目していただきたいのはこのバリエーション豊かで古風なフォント!
洗練されすぎない見た目に加えて、昔ながらの雰囲気が今となっては逆にカワイイ!
このようなフォント、実は今のように50音そろっているフォントから選んだのではなく、それぞれの看板のためだけに手書きされたものが多いそうです。だからお店がなくなってしまったら、一緒に看板の独特のフォントも消滅へ……。

そこで、このようなフォントを「のらもじ」と名付け、保存・活用しようと始まったのがこの「のらもじ発見プロジェクト」。文字の特徴分析をして店名以外の文字も作り出し、50音すべてのデータを作りました。

そして、このフォントは会場で看板に打ち込めるだけでなく、実際にウェブ上でダウンロードできるとのこと。今や選びきれないほどのフォントがネット上には氾濫していますが、手書き看板のフォントだなんて珍しい! ダウンロードしたらたくさんの人に自慢しちゃいそうです。

■懐かしスライムに触り、私とスライムが楽器に組み込まれた!

次に紹介するのは、一番衝撃を受けて一番楽しかった作品。
その名もSlime Synthesizer

シンセサイザーの出す音に注目してもらって、とにかく動画で見ていただきましょう!

この新しい楽器では、人間のからだがスライムを通してシンセサイザーと融合しているのです。ちょっと怖い響きですが、“スライムを通して”なら可愛げがあって許せちゃうかもしれません。

■イマ・ココで飛んでいる電磁波を感じられる

会場に入っていきなり目に入るのが、坂本龍一と真鍋大度による音と映像のこの作品。早速理解に苦しむ芸術作品か!? と思ったら、なんと“スマホやテレビ、Wi-Fiが出す電磁波”を可視化・可聴化したというイマドキで身近なコンセプトでした。観客は、周波数とそれをキャッチする場所(東京タワーやミッドタウンなど)、その表現パターンの3つを操作することができます。

例えばこれは国立新美術館で、その瞬間の地デジNHK教育の周波数をキャッチしたもの。

それを他の表現パターンに変えたもの。

身近なものだけど、こうして可視化・可聴化されなかったら気づかなかったもの。私たちに日々見落とされている電磁波たちが実はせっせと飛び交って生活を支えているのかと思うと、電磁波に「見えないけどおつかれ」と言いたくなります。

以上紹介した『文化庁 メディア芸術祭』、開催期間は2月15日まで、なんとも太っ腹なことに入場無料!

六本木で気軽に最先端アートを体感できるこのイベント。開催期間は短めですので、お早めに!足を運んでみるだけで、その日が不思議にあふれた、特別な一日になるはずです。

(文:徳永ゆま)

〇会場
国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2) ※2月10日(火)休館
10:00~18:00 金曜は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
シネマート六本木(東京都港区六本木3-8-15)
スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F)
※開館時間、休館日は会場によって異なります。

〇会期
2015年2月4日(水)~2月15日(日)

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