キラキラネームをつける親の心理
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筆者がまだ子どもだった頃、カタカナで「レオ」という名前の同級生がいて「スゲー、ジャングル大帝みたいだ!」と、驚いたことがある。当時にしてはかなり珍しく、今で言うところのキラキラネームだったのではないかと思う。2015年は「愛菜(アナ)」や「恵蓮(エレン)」などが流行するのではとも言われているが、そもそもとしてなぜ親は子どもにキラキラネームをつけるのだろうか? 「おしトピ by 教えて!goo」で聞いてみた。

人はなぜキラキラネームをつけてしまうのか?

■過大な期待、自己満足、差別化……

キラキラネームをつける心理を読者は、「自分の人生が背景にあり。子供への過大な期待がこめられている……」(かえるけろけろさん)、「我が子の名前で自分が満足したり、達成感を感じているのかな」(たあくんOZ)、「ただ単純に他の子供との差別化を図りたいのでは?」(hungryさん)と分析。

実際にキラキラネームをつける親の心理はどうなっているのか、心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。

■親のエゴと響きでキラキラネームは誕生

「子どもに名前をつけるということは、その名前を通して子どもに期待していることになります。子どもの将来に対して、夢と希望を反映させているのです」と内藤先生。だがそれは端的に言えば「親のエゴに過ぎない」と言う。他の子とは違う、うちの子は特別だ、と差別化する理由でキラキラネームをつけるのもやはり親のエゴの結果とのこと。それに加えて音の響きというのも、キラキラネーム誕生に関係していると内藤先生。

「響きのいい音の名前は、その音の響きによって相手に好印象を与えます。例えばサラちゃん、セーラーちゃんなどは響きとして美しいと感じられ、名前に選ばれるのです」(内藤先生)

リクルーティング スタジオが発表した2014年上半期キラキラネームランキングでは「希星」(きらら、きてぃ)、「愛羅」(あいら、てぃあら)、「琉絆空」(るきあ)などがあり、確かに音の響きとしては悪くない。それが名前であるかどうかは別として。ちなみにあくまで重要なのは響きであり、漢字は後付けに過ぎないと言う。

■本人に良くない影響を及ぼす名前もアリ

総括すると、きれいな響きを持つ言葉を親のエゴで名前にしていることになるが、実際のところキラキラネームというのはどうなのだろうか。

「昔、悪魔ちゃんという名前が物議をかもしたことがありますが、周囲の人から『悪魔ちゃん、悪魔ちゃん』と言われ続けることは本人に良くない影響を及ぼします。逆に好ましいイメージの名前であり、かつ音の響きが美しければ、本人にも好印象を与えます」(内藤先生)

親のエゴで選んだキラキラネームが本人に悪影響も与えることがあることは、ちゃんと自覚しておきたいところである。その一方でなりたいイメージの自分になるために名前を活用することも出来るという。

「芸名がその最たるものです。例えば不思議ちゃんキャラとして受け入れられた、きゃりーぱみゅぱみゅ。彼女はこの名前だったからこそ、不思議ちゃんとして受け入れられたのです。もしあの衣装と髪型でありきたりの名前だったら不思議キャラとしての定着は難しかったでしょう」(内藤先生)

名前が持つ影響力を考え、親のエゴだけを通さず、子どもの名前を決めてもらいたいものである。

●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「『人たらし』のブラック心理術」「人は『暗示』で9割動く!」他、著書多数。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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