カタカナのビジネス用語をなぜ多用するのか?
教えて!goo ウォッチ

上司や先輩から聞き慣れないビジネス用語を耳にして、「どういう意味だろう?」と疑問に思ったことはないだろうか。なかには意味が分かっていながらも「日本語で言ってくれればいいのに……」と感じた人も少なくないかもしれない。

「おしトピ by 教えて!goo」でも「『アグリーです』『フィジビリ(ティ)』など横文字だらけのビジネス用語、どう思う?」という質問に、多くの読者から意見が寄せられた。

■カタカナ用語は正直迷惑?

まず「いいね!」を最も多く集めたのは「(前略)…ビジネスシーンでは知らないと恥ずかしいのかもしれないけど、日本語で伝えた方がしっくりくる場面もあると思う。かしこく見せようと必死だな、と思われたくないし、こっぱずかしくてとても使えません」(ちろのおかあさんさん)という意見である。

また「そもそもその言葉が外国で生まれていて、そのニュアンスを訳語に邪魔されたくないっていう理由ならわかるけれど、もともと日本語のものを英語に変えてしまうのはちょっと理解しかねます」(ラースさん)と、疑問視する声が多く集まった。

ほかにも「使用するのは、もう少し大衆に認知されてからの方がいいと思う」(タタミちゃん)、「業界やその会社で一般的に使われているようであれば覚える必要がありますが、そうではない場合は簡単な英語であったとしても使うことを避けた方がいいと思います…(以下略)」(mitさん)という意見も。

■どうしてカタカナのビジネス用語を多用するの?

いずれも「日本語で分かりやすく説明して欲しい」といった意見で、会話中の不必要なビジネス用語を使うことに疑問を感じる読者が多いようだ。では使っている本人たちはなにを思って、ビジネス用語を多用しているのだろうか。ビジネスコーチである山内ケイトさんに同疑問をぶつけてみた。

「2種類の人がいるのかなと思いました。まずは格好つけている人。難しいカタカナ用語を使うと、できそうに見えると思っているのでしょう。周りの格好いい人が使っていたりすると、自分も使いたいと思ってしまうのかもしれません」(山内ケイトさん)

なるほど、自分よりも仕事ができる先輩、上司であればより憧れ要素がより強くなるものだ。そんな先輩、上司だからこそ、自分も真似してみよう……と考えて取り入れる人も少なくないのかもしれない。

また、そういった環境下でいることに慣れてしまった結果なのでは?というご意見もいただいた。

「もう一つは、入社時からそういう中にいると、それが当たり前だと思っていて、聞いている人が困っていることが分からないケースです。私はエンジニアですが、お客様相手の部門だったので、新人の頃に上司や先輩から気を付けるようにとよく言われました」(山内ケイトさん)

■仕事でよく使うカタカナ用語とは?

ちなみに仕事でよく使うカタカナ用語はどんなものがあるのだろうか。職種や会社によって違う恐れもあるが、他社でも比較的よく使われるものを教えていただいた。

・アジェンダ
ミーティングの最初に「今日のジェンダは〜」と使う。議題の意味。
・ペンディング
同じくミーティングで「では、この項目はペンディングですね」と言って、次の項目に移る。未決、保留の意味。

ほかにもアウトプット、プライオリティ、コンテンツ……と、こうして見ると聞き慣れた言葉もあるのでは? とはいえ、優先すべきは相手との関係に応じた言葉の使い方だ。心当たりのある人は注意した方がいいかもしれない。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)

全文を表示