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長時間労働や残業代未払いなどが問題になっているブラック企業。Q&AサイトのYahoo!知恵袋にも、ブラック企業に関する相談が見られます。相談者のkouki_botomezeさんは、ブラック企業の社員がなぜ辞めず、会社に居続けるのかを疑問に思っています。

回答者からは、ブラック企業の社員たちが辞めないのは、「ブラックすぎて転職活動をする余裕さえないからではないか」という意見が寄せられていました。

「休めないから、転職の活動すらできず、辞められない、というのもあるでしょうね」(ukyakky8686さん)

「これが普通」と笑顔で言う人もいるらしい

確かに「嫌なら辞めろ」と言われても、辞める前には転職先を確保するのが望ましいもの。しかし転職するには、新しい会社の選考を受ける必要があります。

残業に休日出勤、長時間労働ばかりの毎日では、職探しをする気力もなくなってしまいます。もしも面接日が決まっても、採用されるかどうか分からない会社を受けるために、勤めを休んで上司から怒鳴られることを考えると億劫になるのでしょう。

過酷な状況を「会社なんて所詮こんなもの…」と諦めて働いている人もいるのではないか、という回答もありました。

「辞めて転職しても転職してもブラック企業だった! そして諦めて辞められないのが原因です」(intermirano_t_1127さん)

運よく転職先が決まり、出社してみたら「またブラック企業だった」。そんな経験をすれば、次の転職に希望が持てなくなるのも分かります。短期間で転職を繰り返すと経歴に傷がつくとも言われるので、そうポンポンと転職できませんしね。

問題はさらに深刻という指摘も。Takefum30さんは、ブラック企業の社員の中には、自分の会社が「ブラック」ということにさえ気づいていない人もいると言っています。

「いやそれが…本人達はブラックという認識がないんですよね。なんの不満もなく張り切って働いて、これが普通だと笑顔で言いますよ」(rakefum30さん)

「ブラック企業が採用にかけるお金は桁違い」との指摘も

他の会社の状況を知っている人なら、「これは普通じゃない」とすぐに気づくことでも、新卒で初めて入った会社に染まってしまった人や、その会社に長くいる人は、過酷な労働環境が「普通」になってしまう可能性があるというのです。

真面目な人ほど他責にせず、「自分の努力が足りないせいかも…」「自分の能力が上がれば状況が良くなるかも…」など、辛い状況の原因は会社じゃなくて自分にある、と思ってしまっているのかもしれません。洗脳されている場合もありそうです。

ブラック企業の社員でも「辞める人は辞めている」という回答もありました。それではなぜ、会社はやっていけるのでしょうか。

「人が辞めるのと同じ数だけ採用するんですね。ブラック企業が採用活動にかけるお金は桁違いです」(show_mzbさん)

おかしいと思った人は見切りをつけて辞めるけれど、その分カネを掛けてどんどん募集して採用する。そういう方針で運用しているブラック企業は、人が足りなくなることはないのでしょう。「常に求人を出している会社は怪しい」とよく言われていますが、まさにソレですね。(ライター:Makiko.N)

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