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会社における「上下関係」は年齢で決まるのか、それとも社歴か学歴か――。そんな理由で社内の人間関係がギクシャクすることもあるが、まさにその違和感がツイッターに投稿されて、ネットで「炎上」が起きてしまった。

投稿者は、大学院生。大学を卒業して会社に入る際に、高卒の先輩がいたとしたら、年齢は自分の方が3つ上でも、会社では後輩となる。もしその状況に置かれたとすれば、自分としてはこの先輩に頭を下げるのに抵抗があり、理不尽を感じると明かしている。

「だってさ、そりゃ会社での経験も大事だけれど、でも大学4年分の経験と学位を馬鹿にされたような気がするんだよね」

大学での人生経験が「入社時点で無に帰す」違和感を主張

この疑問に対し、別のツイッターユーザーからこんな反応があった。

「自分がどれだけ知識があっても、自分にない知識や経験の教えを請うならば、小学生にだって頭を下げるべきなのでは」

これに投稿者は「そらそうよ」と認めつつ、「大局的に見たら3年分の人生経験が(少なくとも入社時点では)その会社で無に帰されるんだよ」という点に疑問を呈する。

この「4年分の経験と学位を馬鹿に」されるとしたツイートは、まとめサイトにも取り上げられ、リツイート・お気に入り合わせて14000件近くの反応があがった。多くのリプライもつき、本人も予想しない事態となったようだ。

このやりとりを見た人たちからは、「そこで頭が下げられるか。素直に教えを請い、また教えることがどうか。それが人としての度量の差だと思う」などと投稿者に謙虚さを持つよう促したり、プライドの高さを批判したりするものが多い。

入社が1年早いだけで「無条件に格上」でいいのか

しかし投稿者のポイントは、そこにはないようだ。「教えを乞う立場として頭を下げるのが当然であるというのは理解できます」としながらも、入社年だけで固定的な上下関係を作るのは、かえって年功序列的な違和感を抱いたようだ。

「別に高卒に頭下げたくないとかそういう訳ではなくて、ただ『1年会社に入ったのが早いだけで無条件に格上である(格下に扱われる)』というのが納得できないことも多々あるんじゃないかという話で、お互いに無いものを持っている分、お互い尊敬しあえればいいと思います」

確かに欧米では管理職コースとそれ以外が厳然と分かれていて、大卒など高学歴者は入社時から管理職コースに入り、社歴にかかわらず高卒以下の部下を持つところが多い。

日本の自衛隊でも防衛大学校を卒業した幹部候補は、最初から年上の部下を持つ。それだけ学歴の意味が重視され、職場の業務と密接に関わっているとみなされているからだろう。

しかし日本の一般企業では、大学での経験はほとんど重視されないため、大卒も院卒も最初は平社員から始めることが多い。投稿者は新卒者が、何にも染まらない白紙の状態で入社することが歓迎される風潮と、大学軽視に対して違和感を抱いたのではないか。

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