ニコニコニュース オリジナル

 「金正日萌え」とツイッターで発言した韓国の青年が2012年1月11日に同国の国家保安法違反で逮捕された事件。逮捕されたパク・ジョングン氏の友人で日本に留学中のキム・ソンハ氏は1月26日、ニコニコ生放送に出演し、事件の背景などについて語った。

 パク氏とは「一緒に豚足を食べた仲」だと話すキム氏は、韓国の国家保安法の内容・危険性などを一通り述べた後、現政権である李明博(イ・ミョンバク)政権になってから「今回のパクさん事件のようなことが多くなってきた」と強調した。

 なぜ李明博政権なってから、こういう事件が増えてきたのか。なぜ(国民の反対などにより)執行することにリスクのある国家保安法を李明博政権は発動させるのか。これらの理由について、キム氏は、

「(韓国政府は)SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が怖かったのではないか」

と分析。

 キム氏によると、日本以上のネット社会である韓国において、SNSが発達した最近2年間の選挙はだいたい与党が負けているという。

「これから(2012年)4月には総選挙が、12月には大統領選挙も控えている。SNSがそれに影響を与えることが分かっている以上、『余計なことをすると、こういうこともある』というある種の見せしめを行ったのではないか」

 番組では、論点が多岐に渡り、予定終了時間を30分ほどもオーバーした。ニコニコニュースで取り上げられ、3000ツイートを越える反響があった今回の事件。なぜ日本でこんなに盛り上がったのかについて、キム氏は最後に

「彼の存在が日本で新鮮にだったのではないか。今までの韓国人は、くそ真面目で、頑固だというイメージがあったと思うが、彼の『金正日・カーセックス』というつぶやきがそのイメージを変えて、共感を生んだのではないか」

と語り、「彼が出所してきたら、ぜひとも来日させたい」と事件を風化させないよう訴えていた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送] キム氏が語る「事件の反響が大きかった理由」 - 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv78963873?po=news&ref=news#1:15:00

(神田桂一)

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