前回に引き続き、都会と地方のギャップを感じた瞬間について、読者からの投稿を元に紹介していきたい。

今回は、「都会→田舎」での体験談だ。

やっぱり電車はギャップの最たるもの

最初は、やはり定番の話題である電車にまつわる話を。

Dさん(60代女性・会社員)は、東京23区、しかも山手線沿線で育ったまさに都会人の中の都会人だ。そんなDさんが新婚のころ、夫の実家がある北九州市へと出かけた。さて、滞在も終え、「そろそろ帰ろう......」としたときのことだ。

「さっと立って家を出ようとしたら、『ちょっと待って、列車の時間を見ないと』と言われました」

そう、Dさんにとって電車といえば山手線や地下鉄なのだ。駅に行きさえすれば、数分も待てばやってくるもの。だが田舎ではそうはいかない。

「それ以来、地方に行くと時刻表を見るようになりました。自分の常識、他人の非常識」
「ここら辺では見ないナンバーだから」

続いて、東京都のEさん(50代男性・会社員)が、東北地方に出かけたときの話だ。

「田舎道を車で走っていると、向こうから来る自転車に乗った警官に止められた。そしていきなり、
『道に迷ったの? どこ行くの?』
と聞かれた。何言ってるんだ?という顔をしたら、警官もこちらの気持ちを察したのか、
『いや、ここら辺では見ないナンバーだから』」

結局、地元の人間である同乗者が「○○に行きます」と答えるとすぐ解放してもらえたそうだが、Eさんは驚くとともに、「怪しいよそ者」扱いされたようであまりいい気はしなかったようだ。

自動車はやっぱり必須

最後は、前回の記事で「田舎→都会」エピソードを多数投稿してくれた千葉県のCさん(20代男性・学生)から。

「(1)地図を見ても乗っていない道がある。
(2)自動車が必須(電車とバスで行こうとすると、1日では戻ってこれない)。
(3)お風呂に入れる施設がない(銭湯、ホテルが近場にない)。
(4)街灯が何キロにもわたってない。
(5)大学名を名乗ると『偉いねえ』と言われる(都内だと周りにもっと偏差値の高い大学がわんさかあるので)。
(6)一部の繁華街を除き、人が歩いている様子がほとんどない。人が混雑している範囲が、半径1キロくらいしかない。
(7)テレビのチャンネルが少ない。ラジオに至っては2つしかない。
(8)コンビニすらなかなかない。売店がポツポツあるのみ。
(9)無人販売所がある。
(10)無人駅もある。
(11)駐車場がやたら広いし、何時間停めても無料(国立劇場なのに)。
(12)路上駐車しても怒られないくらい路上に自動車がやたらある。
(13)道路が整備しきれていない。砂利道がやたら多い。
(14)空が広い。水平線が見える。
(15)人が優しい。困っていると声をかけてくれる。
(16)部屋が広い。一部屋あたり10畳以上ある。
(17)野菜が安い。都内の半値くらい。
(18)あまり時間を気にしないでみんないる。都内でせかせかしているのがバカらしく感じる」

終盤はなんかいい感じに〆ていただいた。だが実際、(15)の「困っていると声をかけてくれる」は筆者もその通りだと思う。上記のEさんの一件も、単純に心配してくれただけなのかもしれない。

もっとも、問題は(6)にあるように、そうした親切な人になかなか巡り会えない、ということだが......。

画像はイメージです(monoprixgourmet_bisさん撮影、Flickrより)