内定を取れない学生に共通する勘違い
新刊JPニュース

 今春卒業する大学生の就職内定率は過去二番目に低い71.9%と、就職活動事情は依然厳しい状況。何十社と受けて一つも内定が取れないという状況はめずらしくありませんが、その一方で、何社からも内定を取る“内定長者”がいるのも事実。その差を分けるものは、いったいどこにあるのでしょう?
 『もうダメだ…と思ったときから始まる就活大逆転術』(青春出版社/刊)の著者で、長年学生の就職活動に携わってきた戸山孝さんは、なかなか内定が取れない学生には共通する「勘違い」があると言います。

■企業は「スゴい奴」を求めているのではない
 就活をすると他大学の様々な学生に会うことになります。そのなかには、学生時代に大きな実績を残していたり、新規事業のアイデアをすらすらと話せたりする「スゴい学生」が何人かいるはず。そんな人たちを見るとつい自信を失いそうになりますが、企業は「スゴい奴」を求めているわけではありません。企業が欲しいのはスゴくなくても素直な人なのです。
 もちろん建前では「変化の激しいこの時代を、革新的な発想で乗り越えていく個性をもとめている」といったようなことを言いますが、これはあくまで“できれば”の話。絶対条件は「素直さ」だということはわかっておきましょう。

■就活は「数撃ちゃ当たる」と思っている
 確かに何十社受けて一社も書類選考を通らないという学生はいますが、その一方でほとんど全ての書類選考に通る学生もいます。“学歴フィルター”は確かに存在しますが、この違いは大学名によるものだけではありません。
 その企業の歴史や経営者のビジョンなど、受ける企業をしっかり調べ、その情報をエントリーシートや自己PRに活かして「会社に必要な存在」として自分をアピールできているかどうか、というのがその違い。相手のことを知らずにエントリーするのは時間の無駄だと戸山さんは言います。

■「折れない心」をもっている
 就職活動をめぐる状況が厳しいことは事実ですが、一方で大卒求人倍率は「1.23倍」(平成22年卒)。つまり、途中で心を折って就活をあきらめないかぎり、必ずどこかの企業には就職できるのです。「お祈りメール(不採用通知メール)」がいくら来ようと、圧迫気味の面接を受けようが、学歴フィルターではじかれようが、とにかく最後まで続けている人にこそ内定は届きます。
 希望の所に行けなくても、とにかく社会人としての第一歩を踏み出すことが大事。一度社会人になってしまえば、そこから転職してステップアップすることもできます。

 本書は、内定を取れない人と、いくつも内定をもらっている人を比較し、その考え方や行動パターンの違いを検証することで、内定を取るために必要なことを導き出しています。
 自分は良かれと思ってやっていることでも、企業の採用担当者にとっては全く意味のないことだったり、かえってマイナスだったりすることがあります。どんなに受けても取れないという人は、一度自分の就活を見直してみるべきかもしれません。
(新刊JP編集部)

■『もうダメだ…と思ったときから始まる就活大逆転術』著者 戸山孝公式サイト(http://shushoku.jimdo.com/)

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