サーチナ

 北京市のメディア「京華時報」によると、北京市石景山区検察院は26日までに、「妊娠したので費用が必要」と“夫”から15万元(約285万円)をだまし取ったとして、男1人の逮捕を詐欺罪の疑いで許可した。男は自分を「女性軍人」と偽って同年齢の男性と交際。「妊娠した」と言って結婚式も挙げていた。

 京華時報によると、詐欺罪で逮捕された男の姓は「方」。記事は詳しく紹介していないが、中国では警察が容疑者の身柄を拘束して取り調べを進め、「有罪」との判断を固めてから、検察に逮捕の承認を認める。

 方容疑者は27歳で、2014年8月にインターネットの「交際相手募集サイト」に女性として登録。職業は「軍人」とした。そして同サイトで知り合ったZさんと交際を始めた。10月には“恋愛関係”になったという。

 方容疑者は、空軍の現役士官である身分証を偽造していた。また、男女2人を雇って、「自分の父母」と言ってZさんと面会させていた。

 Zさんによると、方容疑者は交際を始めた時期に、「急な事情で必要になった」と言い、Zさんから2万元を借りた。しかし、きちんと返却したので信用するようになった。また、方容疑者の“両親”にも会わせてくれたので、さらに信用するようになったという。

 方容疑者はZさんに「妊娠したので結婚したい」と言い、Zさんも承諾したという。2人は今年(2015年)3月に、結婚式を挙げた。

 Zさんの実家は北京ではなく、実家にもどって式を挙げたいと思ったが、方容疑者が「身分証をなくした」と言ったので、実家に戻るのは繰り延べた。中国では身分証がないと、航空機の利用や宿泊ができないという事情がある。

 その後、方容疑者はたびたび「妊娠したので必要」などと言ってZさんから金を受け取った。出産予定日は9月と説明していた。Zさんの母親と姉が8月、出産期になったので手伝いをしようとやってきて、方容疑者が男であることを発見したという。

 方容疑者は、Zさんとは「実質的な男女関係はなかった」と供述しているという。Zさんがなぜ妊娠を信じたかは不明。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)

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