(C)U.S. Army photo by Sgt. Michael J. MacLeod
デイリーニュースオンライン

 イギリスのメディア「Daily Star.co.uk」が1月3日、通称"SAS"で知られる「特殊空挺部隊(Special Air Service)」2等軍曹のスナイパーが、1km離れた場所からイスラム国(以下、IS)の戦闘員を狙撃したとして、驚嘆の声があがっている。

対物用ライフルで狙撃…銃弾は超巨大

 地上ではゲリラ戦が展開されていると言われる対ISの戦闘。そんな戦闘地域でにわかに注目されているのがSASによる1km以上も離れた場所からのライフル射撃だ。イラク軍に自爆テロで応戦しようとしたIS部隊3名の狙撃に成功したというのだ。"人間の盾"として捕まっていた数十名の民間人の間をかいくぐっての狙撃というから驚きだ。

 今回の狙撃で使用され、上記メディアが「世界で最もパワフルなライフル」と紹介するのは、セミオートマティック式口径50BMGのライフル「Barrett Light 50」。最大射程距離は1.8kmにまで及び、本来は建造物や軽装甲車両、重陣地、航空機、ヘリコプターなどを対象にした対物用ライフルだ。

 銃弾は12.7mmと巨大で重さは40g以上あり、それが発射された銃弾の初速は800m/毎秒以上に達すると言われる。ネット上では「こんな弾丸あたったら痛いだろ」「(狙撃手は)よく鎖骨折れないな」などの感想がもれ聞こえる。

 記事中で紹介されている2等軍曹は、ISに狙われないように名前が伏せられている。"謎に包まれた凄腕スナイパー"というイメージもあってか、ネット上では自然と「その男の名はデューク・トウゴウ」という声が出る他、「報酬はスイス銀行に振り込まれるのか?」「半年後のビッグコミックにて掲載予定」と語る声も少なくない。

「目標が1km先であれば、銃口が数ミリずれただけで数メートルもの誤差が生じます。それでも風圧や天候、空気抵抗などあらゆる計算し、相手に気づかれて反撃の隙を与えないために、ほぼ一発必中の精度を要求されます。おまけにSASは人質に当てずにIS戦闘員を狙わなければなりません。高いプレッシャー下で仕事をやり遂げる様は、たしかにゴルゴ13顔負けのプロフェッショナルですね」(防犯業界関係者)

 ISとの戦闘で知名度を上げる英国のゴルゴ13。漫画のような射撃技術で世界の注目をまだ集めそうだ。

蒼木学(あおきまなぶ) フリーの取材記者。エンタメ・芸能から教育・社会問題まで幅広く取材を行う。興味のあるトピックは人工知能、近現代史。
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