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ずーっと連載が続いている漫画があります。例えば、長寿漫画として有名な『釣りバカ日誌』の単行本は93巻まで刊行されており(2015年12月23日現在)、今も『ビッグコミックオリジナル』で連載は続いています。しかし、この『釣りバカ日誌』を超える刊数の漫画が他にもあるのです。そこで今回は、現在も連載中の「いったいいつ終わるの?」と思ってしまう漫画をご紹介します。

■あなたが初めて読んだのはいつだった? 100巻を超える漫画

●『浮浪雲(はぐれぐも)』 ジョージ秋山

⇒連載開始:1973年

⇒掲載誌:『ビッグコミックオリジナル』

⇒コミックス:106巻まで発売

もう42年間も続いている漫画です。幕末の品川宿を舞台に、主人公の「雲(くも)」という男を通して庶民の人間模様を描いています。問屋の主人である雲は、働くのが嫌いで遊んでばかりいます。彼は幕末という動乱の時代に、酒を飲んだり、ナンパをしたりして人生を楽しんでいます。こういった人情ものは読者からも受けやすく長く続けられるのかもしれませんね。

●『美味(おい)しんぼ』 原作:雁屋哲/作画:花咲アキラ

⇒連載開始:1983年

⇒掲載誌:『ビッグコミックスピリッツ』

⇒コミックス:111巻まで発売

32年間続いているグルメ漫画です。東西新聞文化部記者の「山岡士郎」と「栗田ゆう子」が、同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになります。しかし、ライバル紙の帝都新聞も「至高のメニュー」という企画を立ち上げ対抗。「究極」と「至高」の料理対決を軸にストーリーは進みます。雁屋先生の取材などで長期休載をすることも多いので、完結するまでにはまだまだ掛かりそうです。

●『はじめの一歩』 森川ジョージ

⇒連載開始:1989年

⇒掲載誌:『週刊少年マガジン』

⇒コミックス:112巻まで発売

26年もの間続いています。いじめられっ子の主人公・幕之内一歩は、超絶に強いプロボクサー・鷹村守との出会いをきっかけに「鴨川ボクシングジム」に入門し、プロボクサーになります。数々のライバルを倒した幕之内は、日本チャンピオンになったあと、現在WBC世界7位にまでなっていますが、同じジムの仲間などやライバルたちの試合も描いているため、ストーリーの進行に時間がかかっています。なかなか完結しないのはそのためもしれませんね。

●『ミナミの帝王』 原作:天王寺大/激画:郷力也

⇒連載開始:1992年

⇒掲載誌:『週刊漫画ゴラク』

⇒コミックス:134巻まで発売

23年間続いている、闇金業者を題材にした漫画です。主人公・萬田銀次郎は、幼少時代裕福な家庭で育ちますが、あることがきっかけで貧困地区に住まざるを得なくなります。萬田は、そこで「政治・経済・礼節」などを徹底的にたたき込まれます。その後彼は金貸しの師匠に金融のイロハを習い、大阪・ミナミのマンションの一室に『萬田金融』を開くのです。利息はトイチという法外な条件にもかかわらず、金に困った者が訪れて……というストーリーです。債務者にはそれぞれの事情があるので、シチュエーションが作りやすく、話が次々とできてしまうのでしょうか?

●『クッキングパパ 』 うえやまとち

⇒連載開始:1985年

⇒掲載誌:『モーニング』

⇒コミックス:134巻まで発売

もう30年続いているグルメ漫画です。主人公のサラリーマン「荒岩一味(あらいわかずみ)」は、料理が得意なお父さん。家族や職場の人にふるまう料理を通し、温かな人間関係が描かれています。ときに不登校や不況など暗い題材を扱うこともありますが、最終的には明るい結末となり、読者をほのぼのとした気持ちにさせてくれます。世界中に料理がありますし、そのレシピもさまざま。料理の数だけお話はできそうですね。

●『ゴルゴ13(サーティーン)』 さいとう・たかを

⇒連載開始:1968年

⇒掲載誌:『ビッグコミック』

⇒コミックス:179巻まで発売

本作は、超A流のスナイパー「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍を描いた話です。47年もの間続いていますが、全然ネタが尽きません。諜報戦を繰り広げる国家間の暗闘や、世界各地の戦争・紛争などを描いたストーリーです。現実世界の時事ネタを取り入れているので、常に最新の情報で面白い作品ができてしまいます。さいとう先生的に、完結させるのがもったいないのかもしれません。

●『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治

⇒連載開始:1976年

⇒掲載誌:『週刊少年ジャンプ』

⇒コミックス:197巻まで発売

『週刊少年ジャンプ』の看板漫画として、もう39年も続いています。亀有公園前派出所勤務の警察官「両津勘吉」が、周囲を巻き込んで起こす破天荒なドタバタを描いたギャグ漫画です。回を重ねるごとにゲームや家電など、両さんの趣味も増えています。それらを題材にどんどん話が作れてしまうのでは? 200巻を超えても、この調子で続いていきそうですね。

※……記事内で表記したコミックスの発売済み巻数は、2015年12月23日時点のものです。

いかがでしたか? 考えてみれば、一つの作品を何十年も続けていること自体がすごいことです。「いったいいつ終わるの?」と思っても、完結したらそれはそれで寂しくなるのでしょうね。

(吉田ハンチング@dcp)

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