いかんのか?こマ?
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インターネットがすっかり普及した現代。そんな中でもインターネットのあらゆる文化や言葉が生まれる大元は、今も昔も巨大掲示板「2ちゃんねる」にあるようです。最近は2ちゃんねるのスレッドをまとめた「まとめサイト」も登場し、ますます2ちゃんねる発祥の文化が一般的になりつつありますよね。そんな中、時々ぶつかるのが、2ちゃんねる特有の表現や言葉の壁。書き込まれている言葉は多種多様で、2ちゃんねる特有の言葉や表現を理解するのは、一朝一夕では難しいほどです。そんなわけで今回は、そんな2ちゃんねるでよく使われる言葉や表現をまとめ、その意味や元ネタを調べてみました!2ちゃんねる文化に挑戦したい人も、もはや毎日おなじみだ!という人も、ぜひご覧ください。

■ 萌え

言わずと知れたザ・2ちゃんねる用語。2ちゃんねるを発祥とし、映画や書籍『電車男』で急速に一般にも広まった言葉です。

◎意味

意味は基本的に「かわいい」。2次元、ときには3次元の女の子に対して「かわいい!」「ときめく!」「興奮する!」といった感情や様子を表すときに使います。

◎ 用例

・「○○ちゃん萌え(=○○ちゃんかわいい)」
・「これは萌えない(=これはかわいくない)」

と形容詞・形容動詞のように使うほか、名詞につけて

・「萌えアニメ(=かわいい女の子ばかりが登場するアニメ)」
・「萌え袖(=かわいくみえる袖からの指の出し方)

というように「かわいい○○」を表現するのにも使われます。

◎ 「萌え」の元ネタは…人の名前!?

そんな「萌え」の元ネタですが、かつてNHKで放送されていた『天才てれびくん』という番組の中で、『恐竜惑星』というアニメのコーナーがありました。そのアニメに登場する「鷺沢萌」というヒロインの女の子のファンたちが、インターネットでその女の子を愛でる際に「萌~~!」と呼び出したのが変化して、現在のように「萌え~!」と形容詞のように使われるようになったという説が有力なようです。とはいえこの言葉が流行っていたのもだいぶ昔で、いまはなかなか使われない言葉のようです。

■ ブヒる

最近あまり使われなくなった「萌え」に対して、急速に広まりつつあるのが「ブヒる」という言葉です。

◎ 意味

こちらも意味は基本的に「萌え」と一緒で、「かわいい」「キュンと来る」「興奮する」などの意味を持つ言葉ですが、基本的に「2次元のキャラクター」に対して使われる言葉になっています。

◎ 用例

・「この展開はさすがにブヒる(=このストーリー展開はさすがに興奮する)」
・「今回はブヒ回(=今回の放送はキャラクターが可愛かった回だな)」

といった感じです。また、変化形として、

・「ブヒィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!(=かわいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!)」

といったもはやブタの鳴き声そのままの形で、言葉に出来ない興奮の感情を表現する方法もあります。

◎ 元ネタはアニメに群がるファンの様子

元ネタは、2次元の美少女キャラクターや、そういった女の子たちがたくさん登場する「萌えアニメ」にファンが群がる様子が「餌に群がるブタ」のようだ…として生まれた蔑称「萌え豚」から。2次元ファンたちは自分たちが「萌え豚」と呼ばれていることを逆に利用し、2次元キャラクターに対する「かわいい」という感情を「豚がブヒブヒいうほど興奮している」様子から「ブヒる」と表現するようになったそうです。

■ だが断る

インターネットを発祥とするネットスラングである「だが断る」。かなり一般的にも浸透している言葉で、様々なアニメや漫画などでも使われるようになってきたので、何度も見かけたことがあるのではないでしょうか?この「だが断る」の元ネタはあの少年漫画だって、ご存知でしたか?

◎ 意味

「だが断る」の意味は「(当然受け入れられそうな頼みだが)断る」ということ。つまり、できる可能性、受諾できる可能性が高い頼みごとをされたときなどに使う断り文句になります。

◎ 用法

・「山田さん、今月こそさすがに家賃払ってよ」「だが断る(=家賃は払うべきものだとわかっているが、断る)」
・「あなた医者ですよね!?この傷の手当てをしてください」「だが断る(=医者だし治療はできるが、断る)」

このように、普通ならOKすべきときに、それでも断る!というときに使うのが本来の使い方のようです。とはいえ、もはや「だが断る」というフレーズごと一般的になりつつあるので、あまり状況に拘らず、

・「ぼくの宿題やってよ」「だが断る(=いやだ)」

のように、単なる断り文句として使われている場合もあります。

◎ 元ネタはジョジョ!

元ネタは、大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から。「岸辺露伴」というキャラクターがピンチに陥ったときに、敵から露伴が嫌っていた男を身代わりにすれば、露伴の命を助けてやると取引を持ちだされます。普通なら嫌っている男の命なんかより、自分の命を優先しますよね。しかし露伴はこう応えるのです…「だが断る」!このシーンの強いインパクトから、当然受け入れられそうな提案を断る際に「だが断る」という言葉を使うのが広まったんだとか。思ったよりカッコいい元ネタでした…!

■ ○○○ェ…

インターネットのひょんな場面で使われるのがこの「○○○ェ…」という表現。○の部分には人の名前や感情など、いろいろな言葉がなんでも入ります。

◎ 意味

意味は本当に様々で、「呆れ」や「悲しみ」「怒り」から、「渇望」などを表すことも。要するに、モノに対する感情や、感想をもっともっと叙情的に高めて表現する言葉です。

◎ 用例

「○○ェ…」は万能でなんでも使えてしまうため、初見の人にはわかりにくい表現ですよね。というわけでまずは用例ごとに「○○ェ…」に込められた意味を紹介します。

・「腹が減った…二郎ェ……(=ラーメン二郎がメチャクチャ食べたい)」 【渇望】
・「今日に限って遅延とか…山手線ェ……(=くそっ、山手線め…)」【恨み】
・「えェ……(=ドン引きだ…)」 【驚き・呆れ】
・「マジかェ……そりゃきついェ…(=本当かよ…それはきつい…)」 【驚き・悲しみ】

このように、ものや出来事に対する感情を高めて表現するときに使います。ちなみに、つける言葉の子音がなんであろうと、この表現では「○○ェ…」と表記します。なので、表現したい言葉が「じろう」であっても「じろうゥ…」ではなく「じろうェ…」、「まじか」であっても「まじかェ…」となります。

◎ 元ネタはあの人気マンガ

なぜ子音無視で「○○ェ…」とつけるのかというと、実はこの言葉の元ネタにその秘密があります。「○○ェ…」の元ネタは、人気マンガ『NARUTO』に登場するキャラクター「サスケ」。このサスケを他のキャラクターが呼ぶ際に、怒り、悲しみ、切なさなどいろんな感情を込めて「サスケェ!!!」「サスケェ…」と呼ぶことがとても多くその「ェ…」のキャッチーさがインターネットでウケて、徐々に他の言葉にも転用されるようになったようです。

■ 草

この「草」という言葉は、いまや2ちゃんねるだけでなく、SNSなどでも使われるようになりました。よく見かけるけど意味はよくわからないままだな…という人も多いのではないでしょうか。

◎ 意味

「草」という言葉の意味は、「笑える」「爆笑」など。おもに、何かをちょっと小馬鹿にして笑うときに使う言葉でもあります。

◎ 用例

・「こんなん草(=こんなの笑っちゃうわ)」
・「草生える(=爆笑だわ)」
・「草(=爆笑)」

このように、「面白い・笑える・爆笑する」といった意味を表現するときに使います。また「草」単体でも、「草生える」と動詞のかたちにしても、表す意味はほぼ同じです。また、

・「さすがに大草原(=さすがに大爆笑)」
・「草も生えない(=まったく笑えない)」

などの変化形もあります。

◎ 元ネタはおなじみ「wwwww」

インターネットで「笑い」を表す際に、「warai」のwを並べて「wwwwww」とする表現方法がありますよね。このwが並んでいる様子が、まるで草が生えているように見えることから、笑うことを「草」と表現するようになったようです。

■ メシウマ

誰かの失敗談や不幸話に添えられていることが多い「メシウマ」という言葉。じつは、かなりイヤ~な意味を持った言葉なのです。

◎ 意味

「メシウマ」は、じつは「他人の不幸でメシがウマい」の略。文字通り、他人の不幸や失敗話を馬鹿にし、楽しんでいることを指します。

◎ 用例

・「職場のウザイ女が失恋しててメシウマ」
・「あいつが負けたとかマジメシウマ」

など、とにかく人の失敗を喜ぶときに使う用法が一般的です。

◎ 元ネタは野球の話

そんな「メシウマ」の元ネタは、2ちゃんねるで野球の話題をしていたときに、「巨人が負けて今日もメシがウマい」という言葉を誰かが書き込んだことからなんだそう。とはいえあまりいい意味の言葉ではないので、多用は禁物です!

■ 凸

最近の2ちゃんねる用語には記号や漢字を使ったものも増えてきました。中でも多く使われているものの一つがこの「凸」。いったいどういう意味なんでしょうか?

◎ 意味

「凸」は「とつ」と読み、「突撃する」「突撃訪問する」「突撃質問する」などといった意味で使われています。

◎ 用例

・「お餅に虫が入っていたからさっそくカスタマーセンターに電凸してきたわ(=電話で突撃してクレームをいれた)」
・「そのウザいママ友に凸されないように気をつけて(=突撃訪問されないように気をつけて)」
・「会社凸して浮気バラしてやれ(=会社に突撃訪問しろ)」

など、「突然訪問する」「直接電話を入れる」といった場合に使われることが多い言葉のようです。また「突撃」などで、ちょっと攻撃的なニュアンスもあります。

◎ 元ネタ

「凸」には、元ネタといえるようなものは特になく、単に「突撃」を表す暗号として、同じ読みをもつ漢字の「凸」が用いられているようです。

■ △(さんかっけー)

こちらも記号を使った表現である「△」。最近じわじわと一般的にも使われるようになってきましたが、まだまだ意味を知らない人のほうが多いかもしれません。

◎ 意味

「△」は「さんかっけー」と読み、敬称の「○○さん」と「カッコいい」の変化形「かっけー」がくっついた表現になります。つまり、主に人名につける記号で、「山田△」なら「山田さん、かっけー(かっこいい)!」という意味になります。

◎ 用例

・「本田△(ほんださんかっけー!)」

「△」の使い方は非常にシンプルで、人の名前のあとに「△」をつけるだけです。

◎ 元ネタはサッカー選手の本田圭佑選手が有力

「△」の元ネタは、サッカーの本田圭佑選手が活躍した際にインターネットで「本田△」との書き込みが相次いだことが元のよう。もともとは本田選手のビッグマウスっぷりを揶揄する表現だったようですが、本田選手が多くの試合で活躍し、実績を残してゆくにつれ現在のような賞賛表現になったようです。

■ ○○だろjk

2ちゃんねる掲示板での雑談や、ちょっとした議論などで多用される表現である「○○だろjk」という言葉。2ちゃんねるに関わりの薄い人には、「jk?女子高生のこと?」と勘違いしてしまう表現でもありますが、実はこの場合「女子高生」という意味ではないのです!

◎ 意味

「○○だろjk」と断定的に使われている「jk」は、実は「常識的に考えて(jyoushikiteki ni kangaete)」の略。また漢字のまま「○○だろ常考」という表現もあるようです。意味はそのまま、「常識で考えたら、○○ということに決まってるだろう」という強い断定を示す言葉になります。

◎ 用法

・「二郎食う日はメシ抜くだろjk(=常識的に考えて、ラーメン二郎を食べる日はご飯を抜くはず)」
・「電車で飲酒はマズイでしょ常考(常識的に考えて、電車内で飲酒するのはだめだろう)」

このように、断定系の言葉に「常考」や「jk」をつけることで、より強い断定表現にして使います。

◎ 元ネタ

元ネタは、2ちゃんねるのアスキーアートのキャラクター「やらない夫」の口癖から取られた言葉。その冷め切った客観的な目線からの断定表現が、徐々にアスキーアート以外でも使われるようになったようです。

■ いかんのか?

最近は2ちゃんねるの「なんJ」と呼ばれる、野球の話題などを主に雑談するスレッドから生まれた言葉が増えてきています。この「いかんのか?」もその一つです。

◎ 意味

「いかんのか?」は、言葉通りそのまま、「いけないのか?」「それじゃだめなのか?」という、ちょっと開き直った疑問を表す言葉です。

◎ 用法

・「お前、セーラー服が好きなのはちょっと…」「いかんのか?(=セーラー服が好きでなにがいけないんだ?)」
・「天下一品に行ってあっさり選ぶやつとかいるの?」「いかんのか?(=あっさり選ぶけど何かいけないか?)」

このように、何か指摘されたり、バカにされたりした際に、「何がいけないんだ?」と開き直る形で聞き返す表現になります。また、

・「(ラーメンが好きじゃ)いかんのか?」
・「(毎日ゲーム三昧じゃ)いかんのか?」

というように、開き直る事柄を()でくくって、「いかんのか?」の前にもってくる、という用法もあるようです。ちなみにこの「いかんのか?」に対する返答として「いかんでしょ」という表現も定型化しているようです。

◎ 元ネタはジャイアンツの原辰徳監督

この「いかんのか?」という言葉のもとになったのが、ジャイアンツの原辰徳監督の発言です。2007年の広島対巨人戦でサヨナラ負けとなってしまった際、記者から失点の原因になった選手について「なぜ彼を使ったのか?」と尋ねられた際に、「使っちゃいかんのか?」と答えた、この言葉が元になっているんだとか…。

■ こマ?

主に画像掲示板や新情報に対して使われる「こマ?」という言葉。一見変な記号のようにも見えますが、じつはちゃんとした意味がありました。

◎ 意味

実は、「こマ?」は、「これマジ?」の略語。意味はそのまま「これは本当?」という意味になりますが、驚きのニュアンスや、驚きながらもちょっと小馬鹿にしたニュアンスが強い表現かもしれません。

◎ 用法

・「来年から消費税があがるらしい」「こマ?(=その情報本当?)」
・「この地図で示されている場所に住んでるやつは地盤沈下の恐れありだぞ」「こマ?(この画像本当?)」

このように、おもに信じられない情報や、びっくりするような画像に対しての感想、返信に用いられます。

◎ 元ネタ

元ネタは、とあるニコニコ動画で、コラージュ画像を本物だと勘違いした1ユーザーが発したコメント「これマジ?」からなんだそう。ちなみに、この「こマ?」に対し、「デマだぞ」という意味の返答表現には「マジなわけねーだろハゲ」というものがあるようです。キャッチーですね…。

■ 解せぬ

主に動物画像などに用いられている「解せぬ」という言葉。意味はなんとなくわかりそうなものですが、いったい何が元ネタなんでしょうか?

◎ 意味

「解せぬ」の意味は、「理解できない」「わからない」という意味です。もともと古風な言葉遣いとして日本語にあるものなので、意味がまったくわからないという人は少ないのではないでしょうか。

◎ 用法

・「冷蔵庫にストッキング入れといたよ!」「…解せぬ(なぜストッキングを入れたのか理解できない)」

など、理解できない事柄に対して一風変わった返答をしたいときに使います。また、不思議そうな顔をした動物の画像に添えて使うことも。

◎ 元ネタはあのスペースオペラか?

もともと存在する日本語ではありますが、ネットスラングとして流行り始めた元ネタとしては、あの『スターウォーズ』のヨーダの「解せぬ」という発言から…という説が有力なようです。

■ いつから○○だと錯覚していた?

おもに2ちゃんねるでは「煽り」の表現として使われる「いつから○○だと錯覚していた?」という言葉。元ネタはとても有名な少年漫画なので、ご存知の人も多いのではないでしょうか。

◎ 意味

「いつから○○だと錯覚していた?」という言葉は、「○○なわけがないだろう」「○○なんて思い込みだ」と、何かを婉曲的に否定するときに使う言葉です。

◎ 用例

・「冷蔵庫のケーキがなくなってる…!」「いつから冷蔵庫にケーキがあると錯覚していた?(=冷蔵庫にケーキはもうないよ)」
・「あの女優ブスになった?」「いつからあの女優が美しいと錯覚していた?(=あの女優が美しいというのは思い込みだ)」

このように、少し煽りのニュアンスを含めつつ、何かを否定するときに用いる表現になります。

◎ 元ネタはあの死神漫画

この「いつから○○だと錯覚していた?」の元ネタは、大人気少年漫画の『BLEACH』にあります。『BLEACH』に登場する「愛染」というキャラクターが、「鏡花水月」という、相手に幻影を見せる術を使うのですが、この術にかかってしまった相手が慌てて「いつから鏡花水月を使っていた!?」と尋ねた際、愛染が「いつから鏡花水月を使っていないと錯覚していた?」と答えた……。ここから、この「いつから○○だと錯覚していた?」という表現が広まったようです。

■ 馬鹿なの?死ぬの?

究極的に人をバカにするときに使うのがこの「バカなの?死ぬの?」と言う表現です。かなりキツイ煽り文句ですが、一体何が元ネタなんでしょうか。

◎ 意味

「バカなの?死ぬの?」の意味は、文字通り「どうしてそんなにバカなの?死ぬほどバカだね」や、もっとキツイ意味では「バカすぎて死んだほうが良い」という意味になります。ある意味究極の侮蔑表現です。

◎ 用法

・「クリスマスに六本木にいったらカップルしか居なかった辛い」「当たり前でしょ?バカなの?死ぬの?」
・「赤信号無視したら怒られた。ムカつく」「バカなの?死ぬの?」

このように、あまりにも明らかに答えがわかっているのに間違いを犯す人や、社会常識にすら触れる間違いを犯す人などを煽ったり、非難したりする際に使われます。

◎ 元ネタ

元ネタは、人気ライトノベル『ゼロの使い魔』の「ルイズ」という女性キャラクターの「犬なの?バカなの?死ぬの?」というセリフと言われています。かなりキツイ否定表現にはなりますが、美少女アニメキャラクターが言っているのを想像すると、なんだか可愛らしい表現に思えてこなくもないような…。

■ お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな

「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」…こちらも煽り文句としてかなりの攻撃力を誇る言葉で、2ちゃんねるをはじめとしたインターネット上でかなり使われる表現です。

◎ 意味

「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」が意味するところは、「お前がそう思ってるなら、勝手に自分の中でそう思い込んでろ、事実は違うぞ」といったところ。つまり誰かが示した考え方に対して、事実は違うけどお前はそういうことにしておけば?と、小馬鹿にしながら否定する表現なのです。

◎ 用法

「男が女の子におごるのは普通だと思う」「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな(実際は普通じゃないが、勝手に普通だと思い込んでろ)」このように、ある意見を否定せずとも完全にバカにする表現なので、無為な議論をしがちなインターネットでは決め台詞のように使われることも多いです。

◎ 元ネタ

元ネタは、『少女ファイト』という漫画に登場する「式島滋」という男性キャラクターが、他のキャラクターの口論になった際に「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」と口にしたことが元ネタのようです。用法もそのままで、口論していた他キャラクターは言い返せず黙ってしまったんだとか。議論を終わらせるのには効果的な言葉かもしれませんが、攻撃的でうっとうしい言葉でもあるので、使い方には注意が必要です。

■ ~したな。あれは嘘だ。

主に前言を翻すときに使われる「~したな。あれは嘘だ」という表現。ネット上では前言を撤回することは「ブーメラン」や「矛盾」として叩かれる要素となりうるのですが、この表現を使えば、もはや開き直って以前の発言を翻すことができるようです。

◎ 意味

「~したな。あれは嘘だ」の意味するところは「~と言ったけどあれは嘘。こっちが本当」と、前言の間違いを「嘘」として開き直り、訂正する、といったところです。

◎ 用法

・「サザエさんよりちびまる子ちゃん派だと言ったな。あれは嘘だ(=前はちびまる子ちゃん派だったけど、サザエさん派になった)」

このように、自分の前言を撤回し、訂正するときに使うほか、

・「こいつ、偉そうにジロリアン名乗ってるけど、前は二郎無理って言ってたよなw」「あれは嘘だ(=矛盾してるよな)」

と、他人の発言の矛盾を指摘する際に、「あれは嘘だ」と揶揄する使い方もあるようです。

◎ 元ネタ

元ネタは、映画『コマンドー』のアーノルド・シュワルツェネッガーのセリフ、「お前は最後に殺すと約束したな。あれは嘘だ」から。すがすがしいほどの前言撤回っぷりに、インターネットでもこの言葉が流行しはじめたようです。

■ 2ちゃんねる用語が分かれば、インターネットがちょっと楽しくなる

スマートフォンの普及や、「まとめサイト」の流行に伴い、ちょっと2ちゃんねるが身近になった現代では、2ちゃんねる用語を正しく理解し、使用できると、インターネットをより便利に、楽しく使えるようになるのではないでしょうか?ただし、中にはちょっとキツイ表現もあるので、用法用量を守って、自分も周囲も快適にネットライフが過ごせるような使い方ができるといいですね!

(著:nanapiユーザー・Amamiya 編集:nanapi編集部)

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