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ガルパンこと『ガールズ&パンツァー』の劇場版が公開され、これまで本作を知らなかった層にもファンが拡大しています。この作品の魅力の一つが戦車と戦車の激しい戦い。特にテレビシリーズ最終話での「一騎討ち」は思わず見入ってしまうほどの名シーンといえるでしょう。他にも、こうした素晴らしい一騎討ちが展開されるアニメが数多くあります。今回は、そんな「アニメの名一騎討ちシーン」を紹介します。

●III号突撃砲F型 VS セモヴェンテM41(ガールズ&パンツァー)

『ガールズ&パンツァー』では、本編最終回だけでなく、放送後にリリースされたOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』にも名一騎討ちシーンが登場しました。このOVAは本編でカットされた全国大会2回戦のアンツィオ戦を描いたもの。大洗女子学園のカバさんチームのリーダー・カエサルと、アンツィオ高校の副隊長・カルパッチョの友情がクローズアップされているのも特徴です。両校の戦いでは、幼いころからの親友同士である二人が一騎討ちをすることになりました。

戦いの中盤でカエサルのIII号突撃砲F型は、カルパッチョの乗るセモヴェンテM41とすれ違います。その際、カエサルはセモヴェンテがカルパッチョの車両だと気付き、カルパッチョも車体のエンブレムからIII号にカエサルが乗っていると気付きます。二人は隊長に一騎討ちを申し出て、ここから激しい戦いが繰り広げられました。お互いの射線をかいくぐりながら撃ち合う両車両。時には激しくぶつかり合い、時には変幻自在に動き回ります。ガルパンの中でも屈指の戦いでした。

●スタービルドストライクガンダム VS ウイングガンダムフェニーチェ(ガンダムビルドファイターズ)

2013年-2014年にかけて放送された『ガンダムビルドファイターズ』の第15話「戦士(ファイター)のかがやき」で登場した一騎討ち。主人公のセイとレイジはガンプラバトルの本大会進出を懸けて、友人でありライバルのフェリーニと戦うことになります。すでに本大会出場を決めているフェリーニは手を抜くことを一度は考えますが、それでは「らしくない」と本気で戦うことを決意し……。

戦いの時を迎えた両者。セイとレイジのスタービルドストライクガンダムと、フェリーニのウイングガンダムフェニーチェは序盤から激しいぶつかり合いを繰り広げます。次第に経験豊富で戦闘巧者のフェリーニが追い詰めますが、セイとレイジも柔軟な発想で反撃。意地とプライドを懸けた本気の戦いは激しさを極めます。最後は両機体ともボロボロになりながらの殴り合い。作画も最高級の名一騎討ちでした。

●暁美ほむら VS 巴マミ(劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語)

2011年に放送されたテレビシリーズの人気を受けて制作された劇場版。テレビシリーズ最終回では、主人公の鹿目まどかが自らを犠牲にして世界を救い、唯一まどかのことを覚えている暁美ほむらがまどかが救った世界を守るために戦い続ける、という形で終了しました。しかしその後を描いた劇場版の序盤では、平和な学園生活が描かれ、消えてしまったはずのまどかが存在していて……。

まどかと共に学園生活を送る暁美ほむらは、次第にこの状況に疑問を覚え、調査を開始することに。その調査の過程で友人であり、先輩魔法少女である巴マミと敵対。戦うことになります。ここでは、お互いの武器である「銃」を用いた激しい戦闘が描かれましたが、とにかく作画がすさまじく非常に見応えがあります。特に殴り合うような近距離で銃を撃ち合うシーンは圧巻の一言です。

●ガルド VS ゴースト(マクロスプラス)

1994年から1995年にかけてリリースされたOVA『マクロスプラス』。宇宙軍の次期主力戦闘機のテストパイロットであるイサムは、採用コンペティションの場でかつて親友だったガルドと再会します。ガルドはイサムのライバル企業のパイロットを担当しており、二人は事あるごとに騒動を起こします。そんなある日、二人は幼なじみのミュンと再会。イサムとガルドは彼女をめぐって争うことになり……。

本作の後半で、ガルドはとある理由から「ゴースト」という人工知能が搭載された戦闘機と戦うことになります。高性能AIのゴーストが動かす戦闘機は、生身のパイロットが乗るマシンではまず不可能な動きを見せガルドを翻弄(ほんろう)します。このままでは勝てないと悟ったガルドはリミッターをカットし、肉体の限界を超えた操縦を行います。このときのガルドのYF-21とゴーストのVF-11の一騎討ちは「すごい」としか言いようがありません。ガルドの生き様にも涙することでしょう。

●ナルト VS サスケ(NARUTO -ナルト-)

人気漫画が原作のアニメ『NARUTO -ナルト-』の第133話「涙の咆哮! オマエはオレの友達だ」。このエピソードでは、サスケが里を出て大蛇丸の元へ向かおうとします。ナルトはサスケを止めるために、その前に立ちはだかります。サスケの手足を折ってでも止めたいと思っているナルトと、絶対に里を出ると決めたサスケはお互いに譲らず、激しい戦いを繰り広げることになります。この戦いが作品屈指の名バトルシーンなのです。

「とにかく動く」。このバトルシーンを見た人はまずこう思うでしょう。肉弾戦は突きの一つ一つまで細かく描かれ、それに伴う体の動きもまさに「ヌルヌル」です。吹き飛ばされていく様まで緻密に描かれています。また、バトル中盤の覚醒してからのサスケの動きも見逃せません。ナルトの影分身を一つずつ打ち倒していく描写なども注目したいところ。そのヌルヌルさを生み出すために中割りが「あり得ない絵」になっていたりしますが、一見作画崩壊に見えるこの絵も、戦いのすごさを形成している要因といえるでしょう。

アニメの名一騎討ちシーンを五つピックアップしてご紹介しました。他にも『ガンダム』シリーズにも名一騎討ちが登場しますし、2001年の傑作『スクライド』にも素晴らしい一騎討ちがあります。こうした一騎討ちの名シーンのあるアニメに注目してみるのも、面白いですよ!

(中田ボンベ@dcp)

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