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日銀のマイナス金利導入で株式市場の様子は一変したが、日本株は本当に下げ止まったのか? こうした局面で注目したいのが、全体相場に左右されにくいロボットやバイオといった話題のテーマに関連した新興株だ。今回は、今好評発売中のダイヤモンド・ザイ3月号の大特集「最強日本株番付2016」の中から今こそ買い時の新興株4銘柄を紹介しよう。

新興市場の中にスター株は眠っている!
地味だった2015年から2016年は様変わり

 一時は2万円を突破した日経平均と比べれば、2015年の新興市場の動きは地味だった印象を否めない。結局、マザーズ指数は年間を通じて1000ポイントの大きな節目に跳ね返される格好となった。だが、それはあくまで新興市場全体の概況に関する話にすぎない。マザーズ市場で最大の時価総額を誇るミクシィ(2121)は、さすがに「モンスト」効果が剥落し始めて2015年後半の株価は弱含んだ。

 では、2016年の新興市場を引っ張る株とは?
 
 まずは、2015年10月下旬から強烈な勢いで急伸し、今回横綱となった同市場で時価総額2位のCYBERDYNE(7779)だ。ロボットスーツの開発で知られる同社は2014年のIPO(株式新規公開)直後も大いに話題を集め、株価も驚異的な上昇を遂げた。しかし、その後は低迷が続き、ようやく久々に本格上昇へと転じたのだ。

 そのキッカケとなったのは、厚生労働省から医療機器の製造販売承認を取得したこと。ロボットスーツ本格普及の足がかりができ、この朗報に市場が大きく反応したわけだ。

「2016年春には、健康保険の適用となる可能性も浮上しています。米国でも医療機器としての承認を申請中で、ドイツではすでに労災保険が適用されますが、一般の保険への申請も視野に入っています」(ラジオNIKKEIの和島英樹さん)

 いよいよ本格的な実用化のフェーズを迎えつつあり、こうした大きなユメの実現は株価の派手な上昇を誘発するなど、新興市場特有の醍醐味ともなる。

 もう1つの横綱の座を射止めたメタップス(6172)も、SFの世界の話だった人工知能を活用した新手のビジネスを展開中だ。

「人工知能による分析を用いたスマホアプリ収益化支援ツール『metaps』とオンライン決済サービス『SPIKE』を展開。2015年もフィンテック関連として注目されたが、2016年は人工知能関連としても人気化するはずです」(フィスコの越智直樹さん)

 ちなみに、フィンテックとは、ICT(情報・通信の技術)を活用した最新の金融サービスのことだ。

 そして大関の番付となったUBIC(2158)も人工知能を用いた新規事業が脚光を浴びる。


 一方、10年超の歳月を要したものの、ようやく成果が結実しつつあるのが創薬ベンチャーのそーせいグループ(4565)だ。バイオは赤字銘柄が多い中で、利益を加速度的に増やしている点が評価されたことで番付入りした。

 今こそ、こうした新興株を自分の保有株に組み入れてみてはいかがだろうか。

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