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年初から下落した日本株において今は底値買いのチャンスとも言える。ただ、こうした局面でも塩漬け株を作ってしまう個人投資家は少なくない。売買のルールを明確に決めて、下落に直面した時こそ冷静にそれを貫くことが「底値買い」で勝つ秘訣だ。今発売中のダイヤモンド・ザイ4月号の大特集「高配当&好業績の10万円株を底値買い」の中に掲載されている10のルールのうちの5つを紹介しよう。

現状の厳しい相場環境を失敗せずに
チャンスに変える人が株で勝てる!

 投げ売りの連鎖がもたらすのが株価の大幅下落。投資家の多くが冷静さを欠いて、パニックになっている状況だ。だからといって自分もそれに追随して狼狽売りに走ったり、普段とは違う売買に手を出したりするのは、明らかに自滅行為だ。

 逆に、根拠のない“値頃感”に基づく追加購入も危うい。事前に底値のメドをつけておらず、資金計画も立てていない場当たり的な対処を続ければ、さらに損失を拡大させてジリ貧に陥るのも当然だ。

 最近の相場急落のような局面でもリスクを最小に、チャンスを最大化させる投資家になるために必須のルールが次の5つだ。

【底値買いのルール1】
業績悪化の株には底値なし! 好業績株は底値から上昇へ!

 相場全体の下落時には、どんなにいい株でも十把一絡げで叩き売られる。だが、それはパニック的な動きだから、いったん冷静になることが大事。「業績がいい」という理由で買い、その前提が崩れていないなら相場全体に“つれ安”しているだけで、その他大勢の投資家につられて狼狽売りするのは愚の骨頂。いずれ、好業績が再び注目されて買い戻される日が訪れるはずだ。

【底値買いのルール2】
今は少々の下落に飛びつくな! 追加購入には我慢が大事に!

 行き当たりばったりで安直な判断は大ケガのもと。特に初心者は、買い値よりも少しでも安くなると追加購入し、平均の取得コストを下げようとしがち。いわゆる“ナンピン買い”である。だが多くの場合、株価はその後も下がり、さらに追加投入するハメになる。これではいくら資金があっても足りない。株価が十分に下げきって買いゾーンに達するまでは我慢しよう。

【底値買いのルール3】
短期で損を取り戻そうと普段と違う売買をするな!

 どんなにスゴ腕でも相場全体の急落からは逃れられず、その予見は不可能。明暗を分けるのは、直面した際の対応だ。賢明な投資家は、ケガを最小限に抑えることに努める。これに対し、下手な投資家は苦し紛れの行動に走りがち。短期間で損を取り戻すために、デイトレードや信用取引など普段と異なる売買に手を出しても、報われることはないと思ったほうがいい。

【底値買いのルール4】
暴落時には逆が正解も! 木を見て森を見ずを実践!

 物事の一部だけに目を奪われていると、全体像を見失うというのが古くからの教え。だが、暴落時には全体的な動きに惑わされると、個別に的確な判断を下せない。たとえ森全体が暴風に見舞われていても、地に根をしっかりと張ってビクともしない木が必ず存在するのだ。すべてがダメだと決めつけず、個別にきちんと吟味すれば、必ず上昇株を発掘できるはずだ。

【底値買いのルール5】
普段から底値をイメージ!値頃感での買いは厳禁!

 投資の成否を左右するのが「計画性」。例えば平時から意中の株のチャートを見て過去の安値水準をチェックし、「○○円付近で下げ止まる傾向にあるから、そのタイミングで買う」というメドを立てる。「続落の場合は○○円で追加購入する」と次の手も想定し、その資金もキープしておくと万全。計画的に動けば、“値頃感”で手を出さず、底値で拾える確率が高まるのだ。

 備えあれば憂いなし。これは株の世界でも同じ。周囲が狼狽する局面も意外と楽しめるものだ。ルールをしっかり覚えて、さあ底値買いに挑戦しよう。

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