マイナビ学生の窓口

ライトノベルの中には、異常な長さのタイトルの作品が数多くあります。最近はやや落ち着いた傾向にありますが、一時期はどれだけ長くインパクトのあるタイトルにできるか競っているかのように、長文タイトルの作品ばかりが登場しました。今回は、そんな長いタイトルのライトノベルの中から、お薦め作品をピックアップしてご紹介します。

●『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』著者:大森藤ノ

広大な地下迷宮を中心に栄えている都市オラリオを舞台に、駆け出し冒険者のベル・クラネルが、一人前に成長していく姿を描いた作品。その成長過程はヒロイックな熱いシーンも多く、つい手に力が入るほど。また、彼を見守る女神ヘスティアや、トップクラスの力を持つ冒険者アイズ・ヴァレンシュタインなど魅力的な女性キャラクターが多く登場するのも特徴です。

●『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』著者:渡航

友達も作らず、終始「ぼっち」に徹する高校生・比企谷八幡が、「奉仕部」という生徒の相談事を解決する部活に無理やり入れられ、嫌々ながら他者との交流を深めていく物語。ぼっちだけどハイスペックな能力を持つ八幡が、不器用ながらに問題を解決し、周囲の信頼を得ていきます。しかし他の登場人物もどこか不器用で、物事がうまく進みません。高校生らしいもどかしい青春を感じることのできる作品です。

●『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』著者:春日部タケル

頭に「絶対にどちらか選ばねばならない選択肢」が浮かぶという特殊能力を持つ高校生・甘草奏。その能力のせいでモテない日々を送っていましたが、ある日ショコラという女の子と出会ったことで大きな騒動に巻き込まれていく……という作品。いわゆる「ドタバタ学園ラブコメ」という作品ですが、学校内で「恋愛対象にはならない」と決められた「お断り5」といったキャラクターも魅力的です。

●『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』著者:左京潤

王が倒されたことで世界が平和になり、いきなり無職になってしまった勇者志望のラウル・チェイサー。仕方なく就職活動をし、マジックアイテムチェーン店で働くことになり……というストーリーの作品。世界設定は完全にファンタジーですが、主人公たちがやっていることは家電販売員。その不思議なミックスが一つの魅力です。主人公がヒロインを助けるといったヒロイックな展開も注目。

●『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』著者:鈴木大輔

両親の死によって別々の場所で暮らしていた姫小路秋人と秋子の双子が、6年ぶりに一緒に暮らすことになります。しかし離れていた間に、妹の秋子は兄の秋人に対して恋愛感情を抱くほど重度のブラコンになっており……。妹をはじめとする複数のヒロインが登場し、秋人を取り合うというハーレムものの作品です。テンポが良く、ストレスなく楽しめるのもポイント。ハーレムの王道を楽しみたい人にお薦めです。

●『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』著者:裕時悠示

恋愛に興味のない季堂鋭太は、ある日校内一の美少女・夏川真涼から偽装カップルを演じてほしいと頼まれます。実は真涼も色恋に興味がなく、男子生徒から告白されたくないために、同類の鋭太に頼んだのです。断りたい鋭太でしたが、真涼にある秘密を握られてしまいしぶしぶ了承することになり……。恋愛アンチの主人公が魅力的な女性に囲まれ、次第に前向きになっていきます。その過程がなんとも学生らしい魅力にあふれているのです。

●『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』著者:鎌池和馬

不思議な世界に飛ばされた『とある魔術の禁書目録』の主人公・上条当麻が、『ヘヴィーオブジェクト』のクウェンサー、『ヴァルトラウテさんの婚活事情』のヴァルトラウテといったキャラクターたちと協力して世界の謎を解く物語。鎌池和馬先生の作家10周年を記念して執筆された、いわゆる「スターシステム」の作品。全1巻のお祭り的なものですが、熱い展開も多く何度も読み返したくなる一冊です。

ちょっと長めのタイトルのおすすめラノベを紹介しました。タイトルの長い作品は敬遠する人もいますが、中にはじっくりと楽しめる良作も多くあります。毛嫌いせずに試してみるのもいいかもしれませんよ。

(中田ボンベ@dcp)

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