連載再開の『HUNTER×HUNTER』 過去データから見る掲載・休載の傾向
おたくま経済新聞

集英社・週刊少年ジャンプ公式ページで、冨樫義博さんの作品『HUNTER×HUNTER』の連載再開が告知されました。

告知ページには、『HUNTER×HUNTER』のタイトルとともに「連載再開」が大きく記されています。「詳しくは3月19日発売の週刊少年ジャンプ16号をチェック!」とも紹介されており、この号で詳細が発表されるようです。

【画像付きの元記事はこちら】

■当初「デマだ」と疑う声も

この情報は3月15日、マンガやアニメ系を扱うニュース媒体で大きく報じられ、ファンの知るところとなったのですが、情報が流れた当初「デマだろ」「出回ってる画像もコラ(コラージュ)に見える」など信じない人が続出。そのうち「正しい情報である」ということが知られると、念願の連載再開を喜ぶ声がネットに多数あげられていました。

しかし同時に、いつまで今回の連載は続くのかという不安の声も。『HUNTER×HUNTER』は週刊少年ジャンプで1998年14号(3月3日発売)に開始され、2016年で19年になりますが、その間休載が多かったことで知られています。今回の再開も約1年半ぶりとなり、前回掲載されたのは2014年37・38合併号(8月11日発売)です。

そこで『HUNTER×HUNTER』の掲載の歴史について調べてみたところ、1998年からの掲載・休載について記録しているファンサイト『hunter.noihjp.com』さんを発見。管理人様からデータ使用の許可が得られたため、過去のデータからその傾向を見ていくことにしましょう。

■累計掲載回数は351回、休載回数は517回

『HUNTER×HUNTER』の開始は1998年。そこから記事執筆時最新号となる2016年15号(3月14日発売)までの掲載回数は351回。対し休載回数は517回になるそうです。掲載回数よりも休載回数の方がかなり上回っていることが分かります。

休載の平均はというと、次号16号も休載が見込まれるため既に含んだ数値が紹介されています。それによると「59.6%」と高め。2015年までの年間休載率をグラフで見てみると、その数値は徐々に上昇傾向にあることも分かります。

▼HUNTER×HUNTER 休載率
1998年:8.1%
1999年:31.3%
2000年:27.1%
2001年:33.3%
2002年:37.5%
2003年:20.8%
2004年:53.1%
2005年:35.4%
2006年:91.7%
2007年:83.3%
2008年:58.3%
2009年:95.9%
2010年:58.3%
2011年:66.0%
2012年:70.8%
2013年:95.8%
2014年:81.3%
2015年:100.0%
【データ:hunter.noihjp.comより】

開始の1998年から2005年の8年間は休載率約30%ですが、突然突出した2006年から2015年の10年平均は約80%。直近の2011年~2015年の5年だけで見るとやや高くなり約82%まで上昇しています。ただし、休載が著しく多かった翌年は下がる傾向があるため、今年は多少期待しても問題なさそうです。

今回の再開は過去例がどこまで通用するかは分かりませんが、過去5年の平均休載率約82%から回数を導きだすと、週刊少年ジャンプの実質発行回数が年49回ほどですので、それで計算すると休載40回、掲載9回。
ファンにとっては、去年の休載率100%という最高記録を経験したあとなので、たとえ1回でも御の字、もし9回なら万々歳ではないでしょうか。

でも、今回の再開は1つ期待できる部分もあります。
『HUNTER×HUNTER』は来年2017年で開始20年。来年には恐らく何らかのお祝い企画が実施されることでしょう。それを目前にし、今年は大きく掲載数を伸ばして休載率を下げることも充分考えられそうです。最終的には冨樫先生の体調次第となりますが、今回はそれなりに続くこと期待しても良いような?気がします。

▼データ引用
hunter.noihjp.com(HUNTER×HUNTER 休載リスト

(文:宮崎美和子)

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