キャリコネ

通勤電車に乗っていると、スマホでゲームをやっている人をたくさん見かける。手軽に遊べて時間つぶしには持って来いのスマホゲーだが、ハマり過ぎると周囲が困惑することもあるようだ。

3月22日、とあるツイッターユーザーが投稿した内容が話題となっている。

「【拡散希望】クラッシュオブキングスをやっている方で、北条なんとかという人が盟主の日本人同盟が強いサーバーでプレイしている方にお願いです。父(65歳)がどハマりして仕事も疎かにし、一家離散寸前です。父の城を再起不能なまでに燃やし尽くしてくださる方、募集します。お礼あり」

「親族一同悩んでいるのでガチ勢の方、力を貸してください」

「クラッシュオブキングス」は中国に本社を持つIT企業、Elex Wireless社が運営する戦略シミュレーションゲーム。プレイヤーは一国の王となり、他のプレイヤーの国を侵略したりしながら帝国統一を目指す。

2014年に日本語版がリリースされ、最近はよくテレビCMも流している。「城を奪い返せ!」というキャッチフレーズを耳にしたことがある人も多いだろう。

投稿者の父親は、昔からドラゴンクエストなどのゲームをやっていたが、クラッシュオブキングスには相当ハマっているらしく、最近は仕事中もプレイしている。投稿者は「完璧依存症」と説明し、「まさか65歳でこんなことになるとは…笑」と驚く。どこまで課金しているかは分からないものの、一刻も早く止めさせたいようだ。

以前、他のプレイヤーに攻められたときにモチベーションを失くして止めかけたので、「同盟ごとつぶれれば諦めると思った」と説明。「親族一同悩んでいるのでクラッシュオブキングスのガチ勢の方、力を貸してください」とのことだ。

やまもといちろう氏「生活センターに連絡だけ入れておくといいですよ」

真偽は不明ではあるが、切実すぎる内容が話題を呼び、7000件以上リツイートされた。

「父の城を再起不能なまでに焼き払ってって戦国時代でもなかなかなさそうなセリフだ」
「こんな21世紀は誰も予想していなかった」

などと、驚愕する人が多いようだ。

中には「母が同じゲームに度を超した課金をしていたので心中お察しいたします」という人も。時間をかけて築き上げた城を下手に燃やすと、「何くそ」と思って奮起する危険性があるというが「難しいところとは思いますが良い方向に落ち着くことを祈っております…!」と投稿している。

ブロガーで投資家のやまもといちろう氏も「明らかに依存症なので、診断書があってもなくても取り急ぎ生活センターに連絡だけ入れておいたほうがのちのちのことを考えると良いですよ」とアドバイスしていた。

「現実世界で満たされない人」がハマりやすい傾向

実際、課金型のスマホゲームにどハマりし、家族が困る、という話は多い。ヤフー知恵袋にも「助けてください!旦那がスマホゲーム依存症でやめてくれません。多額の課金借金をしていました」といった相談が多数寄せられている。

「女性自身」が昨年6月に掲載した記事では、ネット依存症に詳しい成城墨岡クリニックの墨岡孝院長がスマホゲーム依存症について解説している。スマホゲーム依存症には

「1日10時間以上ゲームに没頭している」
「自分の力ではそのゲームをやめられない。コントロールができない」

などの定義があり、こうした状態に陥ると、ゲームの時間を確保するために睡眠時間を削るため、健全な生活を送れなくなる。人間関係でストレスを抱えている人など「現実世界で満たされない気持ちを持っている人」がハマりやすい傾向があるという。

その上で、ゲームは1日1時間程度と決めたり、課金をするとしても1万円までと上限を決めたりするなど、適度な距離感を持つことが大事だとしている。

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