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TOCANA

 東欧ブルガリアには、かつて国家がその超能力を公に認定した予言者がいた。ババ・ヴァンガと呼ばれる全盲の女性で、彼女の晩年の予言は、あまりの的中率にブルガリア政府が“国家機密”扱いにするほど重視された。国家が認める超能力者は、世界でも非常に珍しい存在だろう。

 今回紹介するのは、この偉大な女性予言者による2016年の予言だ。そこに語られてたのは、なんとヨーロッパ全体が荒廃するほどの「大ムスリム戦争」が起きるという衝撃の予言だった。それは一体どのような構図の戦争となるのか、詳しく考察してみたい。

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■「イスラム国」の台頭を予言していたヴァンガ

 海外の複数メディアが伝えるところによると、ヴァンガ女史は生前、世界で「大ムスリム戦争」が起きることを明言していたという。それは2010年の政治的騒乱をきっかけにしたもので、シリアで始まり、さらに冷却期間を置いた後、2016年にイスラム教徒たちがヨーロッパ全土に侵入することにより本格的な戦争へと発展。その結果どうなるかというと、ヨーロッパは「ほぼ無人の荒れ地となり、存在しなくなる」というのだ。

 この予言で誰もが思い浮かべるのは、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の存在だろう。「アラブの春」を経て政情が不安定になった中東で勢力を伸ばし、現在シリアやイラクを拠点に残虐非道を繰り返す「イスラム国」は、その周辺国のみならず、ヨーロッパでもテロ行為を繰り返している。昨年11月13日に発生した「パリ同時多発テロ」、そして今月22日にはブリュッセルに同時爆撃攻撃をしかけ、多くの市民の命を奪った。しかも今月24日には、「イスラム国」が少なくとも400人のテロ要員を訓練し、ヨーロッパ域内に送り込んでいることまで判明している。

 この流れと、混乱の主体、そして場所のすべてが、ヴァンガ女史が予言した「大ムスリム戦争」の経緯と不気味なほどの一致を見せるではないか。今後、予言をなぞるように本格的戦争、そしてヨーロッパの破滅が待ち受けているのだろうか? これは最悪のケースであるが、生前のヴァンガ女史は「大ムスリム戦争」でヨーロッパがどのように破滅するのかという点まで具体的に言及しているのだ。それは、単なる爆弾ではなく「化学兵器」による破滅だという。


■ヨーロッパは化学兵器による攻撃を受けるか?

 では、具体的に「イスラム国」がヨーロッパに「化学兵器」による攻撃を仕掛ける徴候が見られるのか? 実はそれが――ある、のだ。

 昨年11月19日付のロイターによると、フランスのバルス首相は、仏議会下院で「化学・生物兵器が使用されるリスクも念頭にある」と語り、「イスラム国」が生物・化学兵器を用いた攻撃を行う可能性があると警告している。

 それ以前の昨年9月にも、イラク北部クルド自治政府が「『イスラム国』が化学物質を含んだ手製ロケット弾を自治政府に向けて発射したと疑われる」ことを発表している。さらに昨年8月には、「イスラム国」が化学兵器のマスタードガスを使用していた疑惑も浮上しているのだ。

 このような化学兵器でも、テロで用いられればこれまでと比べ物にならない悲惨な被害となることは容易に想像できるが、ヴァンガ女史の予言を拡大解釈して「生物兵器」まで考慮に入れれば、ヨーロッパ全体が壊滅状態となる可能性も考えられる。

 代表的な生物兵器としては、天然痘ウイルス、ボツリヌス毒素、炭疽菌などの細菌を込めた兵器が考えられるが、特に天然痘ウイルスがテロで用いられれば、速やかな対処は不可能とされ、極めて恐ろしい手段となる。


■ヨーロッパは「イスラム国」に支配される?

 ちなみに、ヴァンガ女史によればこの「大ムスリム戦争」は、2043年にローマで「カリフの国家」が設立されることで終結を迎えるという。カリフとは、預言者ムハンマド亡き後のイスラム共同体の最高指導者の称号だ。これは、ヨーロッパが「イスラム国」の支配地となることを意味している可能性もある。

 現在の世界情勢を見るにつけ、たしかに「大ムスリム戦争」勃発の危機にあるといえるかもしれない。ヴァンガ女史の予言が的中し、今後の世界が彼女の言葉通りの未来を辿れば、ヨーロッパのみならず、世界全体の政治や経済に大きなダメージがもたらされることになるだろう。もちろん、日本もその影響を免れないことは火を見るよりも明らかだ。今後は、国内でテロや戦争が起きる恐れも、十分警戒しておかなければならない。
(百瀬直也)


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