日本に中国人旅行客を奪われて、韓国が「焦り」、一部旅行会社が中国人を「購入」
サーチナ

 中国メディアの参考消息はこのほど、韓国メディアの報道を引用し、2008年の世界金融危機後に韓国経済を牽引したのは、サムスン電子のスマートフォン「GALAXY」シリーズと現代自動車、さらに「中国人旅行客」の存在だったと伝える一方、韓国を訪れる中国人旅行客の足取りが鈍り始めたのか、韓国が中国人旅行客を「1人300元(約5181円)で購入している」と伝えた。

 日本でも中国人旅行客による爆買いが大きな経済効果をもたらしているが、それは韓国でも同様だ。韓国でも中国人旅行客が化粧品などを爆買いし、百貨店や免税店、一部のメーカーに大きな経済的利益をもたらした。

 だが、韓国では中国人旅行客をめぐる環境に変化の兆しが現れているという。記事は韓国メディアの報道を引用し、わずか900元(約1万5544円)という破格の料金で韓国を旅行で訪れたという中国人旅行客のケースを紹介。中国から韓国までの往復の航空運賃にも見たない金額で、なぜ中国人旅行客は韓国を訪れることができたのだろうか。

 そのからくりは中国人旅行客による「爆買い」にある。韓国の旅行会社は中国側に1人あたり300元の「手数料」を支払って旅行客を集めてもらい、旅行客が韓国到着後に指定した店で「爆買い」してもらうことで、店側からキックバックを得て手数料などの各種費用を穴埋めし、さらに収益をあげているのだという。

 爆買いに応じたキックバックを当てにして、中国側に紹介料を支払って客を集めてもらうという韓国の一部の旅行会社に対し、記事は「韓国のイメージが損なわれる」と指摘。中国人旅行客たちは韓国国内において「誰もが知るブランドの商品を購入したい」と願う一方で、実際に連れて行かれる店で売られているのは「聞いたこともないようなブランドの商品」だと伝え、こうした悪徳商法とも言える商売に対し、韓国当局も取り締まりに動き出したと紹介している。

 さらに記事は、「円安が進み、日本への旅行価格が下落しているなか、韓国が日本と中国人旅行客を奪い合うには旅行プランの価格引き下げが必須」と指摘しているが、韓国の一部旅行会社が中国人旅行客を「購入」し、「聞いたこともないようなブランドの商品」を売りつける動きがあるのは、日本に中国人旅行客を奪われていることに対する焦りによるものなのだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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