『テレビ朝日』公式サイトより。
おたぽる

 1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』(以下、放送局はすべてテレビ朝日系)から始まり長きにわたって愛されている“スーパー戦隊シリーズ”。2017年2月12日からは新作『宇宙戦隊キュウレンジャー』が放送開始となる。12月26日、キャクタービジュアルやテーマが発表されたのだが、その人数設定に「いやいや、多すぎるだろ!」とツッコミの声が続出している。

 スーパー戦隊シリーズは同作で41作目となるが、『宇宙戦隊キュウレンジャー』はシリーズで初めて9人組のヒーローとなる。これまでは5人組のヒーローとして人気を集めており、途中でヒーローが追加されることはあってもスタート時点から9人というのは、未だかつてない試みだ。初心に戻り、新しい時代を切り拓く意味を込めてタイトルもシリーズ1作目の「ゴ(5)レンジャー」のように、ヒーローの人数を入れた「キュウ(9)レンジャー」と名付けているという。

 これにはネット上で「えぇぇ! スタートから9人とかごちゃごちゃしすぎ」「絶対話がまとまりなくなるよな」「キョウリュウジャーは最終的に10人になったわけだが、これは最終的に何人になるんだよ、ついていけませんわ」「あぁ、1人あたりのギャラが少なくなるなぁ……とか要らん心配させんなよ!」と否定的な声が多く上がっている。

 中には「追加戦士を出すパターンが飽きられたから最初から出しちゃえって発想なら安直すぎる」といったダメ出しや、「途中からもう誰が誰なのかわからなくなる忍者キャプターコースだな」と、7人の戦隊員が登場して視聴者を混乱させた特撮番組『忍者キャプター』(テレビ東京系)と同様の失敗を犯すと予想する意見も多い。

 物語の舞台は“未来の宇宙”で、星座がモチーフ。悪の組織「ジャークマター」に支配されてしまった世界で、星座の力を持つアイテム「キュータマ」に選ばれた9人の戦士が宇宙を救うべく活躍する。ヒーローたちはなんと全員が宇宙人で、それぞれが違う星座系から集まっており、ヒューマンタイプ、オオカミ男、アンドロイド、機械生命体など、変身する前から個性が強烈だ。

 この設定についても戦隊オタはひとこと言いたいようで「いや、宇宙から生まれて宇宙を救うために宇宙で戦うて……地球におって人類を救ってくれや」「戦隊ものは日常社会に出現する怪人と闘ってくれるのがカッコいいのに、遠く行き過ぎ」と身近に感じられないことに不満を覚える人が少なくないようす。キャラクターやアイテムについては「キュータマにワロタ」「キュータマ!? ネーミングだっさwww」「あれだろ、クイズ出してくれるんだろ。あ、キューサマじゃねぇのか」と重要なアイテムがこれでもかといじられている。

 ともあれ、“スーパー戦隊シリーズ”と同じ東映作品である『仮面ライダー』シリーズも『プリキュア』シリーズも、当初の発表時は何かとファンから反発を買ってしまうのはいつものこと。次回作の骨子が発表されるのは、どうしても長く応援してきた放送中の作品が終わろうとする時期になってしまうので、その分反発も強くなってしまうのだろう。いざ放送が始まったときに、反発していたファンたちがどんな反応を示すのか、楽しみにしたい。

 なお、『プリキュア』シリーズの次回作『プリキュア アラモード』も、スタート時から5人のメンバーが登場する。『プリキュア』は第4作目『Yes!プリキュア5』でメンバーが5人、第5作目『Yes!プリキュア5GoGo!』で最多の6人編成となったが、ここ3作では4人、4人、3人となっていたため、次回作でのいきなりの5人編成にファンを驚かせた。

 東映には主人公チームが大人数の方が良いという最新のデータ結果でもあるのだろうか。それはそれで興味深いところだが、ともかく『宇宙戦隊キュウレンジャー』では、視聴者が混乱しない工夫に期待しながら、続報も楽しみにしたい。

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