本連載の目的はQNAPのNAS「TurboNASTS-231+」を様々に活用することで、NASを利用していない人たちより何倍も得しちゃおうというものだ。

前回は、QNAPに増設したHDDを使って後からRAID1へと移行する方法を紹介した。さて今年もあとわずかであるが、今年最後に紹介しておきたいこととして「ファームウェアの更新」について紹介しておきたい。

■ファームウェアの更新は、なるべく行うべし
QNAPのファームウェアは、最も重要なソフトウェアである。このファームウェアに不具合が起きると正常に動作しなかったり、最悪データが失われてしまったりといったことが起きる。

また、QNAPのセキュリティを管理しているのもファームウェアの機能だ。ファームウェアにぜい弱性が見つかったら、そこを突かれてQNAPを乗っ取られてしまったり、データを盗まれてしまったりといった被害を受けてしまうこともある。

どれだけ注意を払っていたとしても、裏口を見付けられてしまったら、難なく侵入を許してしまうということが起きてしまうのだ。

そして、QNAPに機能を追加したり、変更を加えたりした環境、サードパーティ製のアプリをインストールした環境といった、様々な環境における動作を常にチェックしているわけではないため、ときには、きちんと動作できなくなったり、不具合が発生してしまうといったことも起きる。

そのため、そういったバグを修正するためのファームウェアがリリースされるわけだ。不具合の修正、セキュリティ対策といった点を考えると、ファームウェアの更新は、なるべく行うべきであると認識しておこう。

ただし、更新時に不安があるという人もいると思うので、緊急アップデートの必要がない場合は、最新のファームウェアがリリースされた時点ですぐに更新を行うのではなく、2~3日ほど様子を見てから更新してもいいだろう。

ただ、更新をせずに放置したままというのがいちばん良くないということは肝に銘じておこう。

■最新のファームウェアであるのか? 簡単に確認できる
便利なことにQNAPは、システム設定で、ログインするたびに最新のファームウェアが存在すれば、メッセージを表示してくれるように設定できる。

この機能は、通常標準で有効になっているのでWebブラウザでQNAPにアクセスした際に、最新のファームウェアが存在していて、そのバージョンに更新していない場合は、メッセージが表示されるようになっている。

コントロールパネルにある「ファームウェア更新」を開く。

「ファームウェア更新」用のウィンドウ内に「更新の確認」というボタンがあるので、それをタップする。なお、「NASWeb管理インターフェイスへのログイン時に使用可能な最新バージョンが入手可能かをチェックします。」にチェックが入っていると、更新時の通知が表示されるようになる。

最新のファームウェアがあれば、このように通知してくれる。

更新内容を知りたい場合は「リリースノート」をタップするとWebブラウザが開いて更新内容を表示してくれるようになっている。どういった更新なのか気になる人は、チェックするといいだろう。基本的には、不具合の修正かセキュリティ対応がほとんどだ。

システム更新をする場合は「システムの更新」をタップする。
更新プログラムの新機能の説明画面、問題がなければ「続行」をタップする。

最終確認の画面が表示される。この画面がファームウェアの更新をキャンセルできる最後のチャンスとなる。「はい」をタップすれば、あとはファームウェアのダウンロードと更新が開始される。

再度チェックし「ファームウェアは最新の状態です。」となっていればOKだ。

特に年末年始は、気が緩んでいることと、サポートが休みであるなどということが重なっており、トラブル発生に対応できない可能性がある。

そこで、あらかじめ最新ファームウェアにしておくことで、QNAPの安全性を高めておくことをおススメしたい。

QNAP Turbo NAS TS-231+
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