寒い季節には欠かせない温かい緑茶。でも急須で淹れると、コップが汚れているわけでもないのに白っぽいホコリが浮いている…そんな経験はないだろうか。


このホコリに見えるものの正体はお茶の産毛で、「毛茸(もうじ)」と呼ばれるもの。お茶の新芽の裏側に生えており、まだ幼い葉を保護する役目を果たしている。産毛のため、葉が成長して硬くなると徐々になくなっていく。そのため、お茶に毛茸が浮いた場合は、それだけ新芽が使われているという目印になる。


Twitterでは、新茶の時期に「お茶に埃みたいなのが浮いてる!」「とにかく気持ち悪いからいらない」と言って若い人が返品してきたという投稿が拡散。「毛茸」が品質の高い新茶に混ざるという説明に、「知らなかった!」「なんなら埃くらい落ちてくるわ!と思って普通に飲んでた」といった声が多く寄せられている。


「お〜いお茶」などで有名な伊藤園に話を聞いたところ、毛茸が浮くお茶は丁寧に加工された新茶であり、普通の緑茶よりも旨味成分が強くまろやかな味わいだという。また、ペットボトルなどで販売されているお茶は、急須で淹れるお茶とは異なる工程で作られているため、毛茸が入っていることはないとのことだ。


おいしい新茶の証である「毛茸」。これからはホコリかもしれないと邪険にせず、ぜひその旨味をじっくりと味わいたい。