少子化対策のキモは「結婚にメリットがない」派の意識改革?
教えて!goo ウォッチ

結婚にはメリットがないからしない。そう語る人に出くわすことがある。メリットがあれば結婚するのか、そもそも結婚のメリットとは何か。いろいろと根深い問題がありそうだ。今回は「教えて!goo」に寄せられた質問「結婚にメリットないと言う人への対策」をご紹介しよう。

これまで国はさまざまな「少子化対策」に取り組んできた。しかし、何の効果も出ていないのでは、と相談者さんは厳しい。本来やるべきは「結婚にメリットがないから、結婚しない」人に対し、結婚にメリットを付加させるような施策や、結婚のあり方の見直しではないか、という。建前ばかりの少子化対策についてどう思うか、と尋ねている。

■結婚がいいものだと思えない背景

まずは、そもそも少子化対策をすべきではない、とする声から見てみたい。

「そもそも日本の人口は5000万がいいところですよ。国が生き延びるにはまず食料自給率が100%を超えなければなりません(中略)世界的な温暖化で砂漠化が進んでおり、食糧生産国では過酷な生産で今や風前の灯火、となれば輸出価格を上げるしかなく、食糧を生産できない日本は高額な食糧を買うしかなくなります」(michael-mさん)

世界が変わっていく今、食料自給率の低い日本で、これ以上人口が増えては大変なことになる、と危惧しているようだ。

「メリットを与えすぎる、助け過ぎだから自由が増える。故に離婚が増えて、子どもは結婚がいいものと思えない」(toshipeeさん)

すでに国は国民に対し「過保護」である、と主張する人もいる。その過保護が逆に離婚を増加させ、結婚にネガティブなイメージを持ちやすくなる、と。実際、結婚したくない人からは「結婚にメリットがないから」という見解を聞くことがある。それについては、以下のような厳しい声もあるが……。

「メリットがないと言っている人は、恐らく結婚できない自分に対する『対外的な自己弁護』だと思います。メリットがないと言っておけば、自分が原因で結婚できないことをボカすことができますからね」(localtombiさん)

■少子化の原因は複雑

最後に、こんな意見を紹介して締めたい。

「少子化の原因は一つではありません。色々な原因が重なって発生したものです。夫婦間の子供の数は1970年から現在まであまり変わっていません。つまり、少子化の原因は婚姻の減少にあるのです(中略)他にも必要性の減少とか、非正規が増えた、とか言う原因も挙げられています。メリットを与えれば、少子化が解消されるというほど単純な問題ではありません」(tanzou2さん)

少子化は結婚しない生き方を選ぶ人が出てきているから、というだけで起きている問題ではない。社会のあり方や人々の生き方、働き方、考え方……さまざまな変化が絡み合って起きている現象だ。

だからこそ、結婚というひとつの制度にテコ入れするだけでは、うまく解決していかない。そして、国だけではどうにもならない。時間はかかるだろうが、国と民間が連携して、一つひとつの問題をつぶしていくことが必要不可欠ではないかと思えてならない。

オーロラ・スシ(Ikeda Sonoko)

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