IT化で世の中がどんどんスピーディで便利になっていくなか、この時代だからこそ大切にしたい人の手のぬくもりもたくさんある 写真提供/xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
R25

時代の流れとともに進んでいくIT化。いまでは、パソコンなどの電子機器を使って仕事することは当たり前になった。しかし、速すぎるIT化の流れに翻弄される人がいるのもまた事実。社会人生活を送る途中で、パソコンなどが次第に普及していった「アナログ世代」のビジネスマンはどう考えているのだろう。そこで、50代の男性会社員200人に、アナログでやったほうが早いと思うことについてアンケート調査した。(R25調べ/協力:アイリサーチ)

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●IT化するよりアナログでやったほうが早いと思うことTOP10
(全5項目から複数選択)

1位 スケジュール管理(手帳でやったほうが早い) 79.0%
2位 計算(電卓で計算したほうが早い) 36.0%
3位 文書作成(手書きのほうが早い) 16.0%
4位 表作成(手書きで作ったほうが早い) 10.5%
5位 プレゼン資料作成(模造紙で作ったほうが早い) 9.5%

【スケジュール管理】が多くの支持を集めて1位に。スケジュール帳を持つ人は多いが、半数を超えたのはこの項目のみ。ほかは、4割以下の結果となり、IT化を受け入れている様子がうかがえる。2位の【計算】(電卓を使用)は厳密にはアナログではないが、パソコンを使った方法ではないのでここではアナログとした。
それでは上位3項目に寄せられたコメントを見てみよう。

【1位 スケジュール管理(手帳でやったほうが早い)】
「慣れているので早い」(54歳)
「1ヶ月単位のスケジュールがひと目で分かるから」(55歳)
「簡単に追加、修正できる」(50歳)
「証拠が残るから」(52歳)
「すぐにみられる。訂正や書き込みが早い」(52歳)
「システムを起動する時間がいらない」(56歳)
「その場ですぐ書きとめられるため」(52歳)
「会議中でも記入が可能なため」(59歳)

すぐに書き込めることが大きな理由のようだ。パッと開けば1カ月ぶんのスケジュールが見られるところも便利とのこと。

【2位 計算(電卓で計算したほうが早い)】
「慣れている」(53歳)
「数値を入力している間に電卓では計算できている」(55歳)
「手元にあるので」(57歳)
「間違ったときが恐ろしい」(57歳)
「簡単な演算は電卓が速い」(53歳)

やはり多かったのが“簡単な”計算であれば、電卓がいいといった意見。大量の数値を扱ったり、複雑な数式を使ったり場合は、やはりパソコンの表計算ソフトで計算するのがよさそうだ。

【3位 文書作成(手書きのほうが早い)】
「タイピングが遅いから」(54歳)
「味がある」(54歳)
「下書きができる」(57歳)

タイピングがネックになっている模様。「味がある」といった声も興味深い。手書きのほうが気持ちが伝わるケースもあるので、うまく使い分けているのかもしれない。

デジタル・アナログ両方の良さを知っているからこそ、ベテランビジネスマンはいいとこどりができるはず。彼らの働き方を見ると、IT世代には意外に勉強になることも多そうだ。

(笹沼杏佳)


※当記事は2017年03月18日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

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