【ソウル時事】訪韓中のペンス米副大統領は17日午前、北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)を視察した。同行記者団によると、副大統領は板門店の韓国側施設「自由の家」で北朝鮮問題について、平和的な手段による解決を目指す考えを強調しながらも、「(オバマ前政権の)戦略的忍耐の時代は終わった」と改めて宣言、「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と警告した。また、「中国が一層の役割を果たすよう期待している」と述べた。

 北朝鮮は訪韓直前の16日早朝、弾道ミサイルの発射を試みたものの失敗した。新たな挑発を仕掛ける可能性もあり、視察でトランプ政権の断固たる姿勢を示し、けん制する狙いがある。

 副大統領は17日午後、黄教安大統領代行(首相)と会談。北朝鮮の挑発には強力な対応を取る方針を確認するとともに、米韓同盟を強化・発展させ、「核の傘」を含めた抑止力を高めていくことで一致するとみられる。

 北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射の動きを見せる中、米軍は原子力空母「カール・ビンソン」を朝鮮半島海域に急派。北朝鮮は15日、故金日成主席生誕105年を祝う大規模な軍事パレードを開催し、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられるミサイルを公開するなどし、米韓に力で対抗する姿勢を強調、緊張が高まっている。 

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