勉強嫌いの子どもが中学1年から急増し、中2で約6割になるとの調査結果を東京大とベネッセホールディングスが19日、発表した。一方、1年間で勉強が好きになる子どもも各学年で1割程度いた。東大などは「好きになる子どもは学習の意欲が高く、方法も工夫している」としている。

 調査は2015、16年の7〜8月、2回とも同一の全国の小学1年から高校3年までの子どもと保護者を対象に実施。約1万6000組(小1〜3は保護者のみ)から有効回答を得た。

 16年調査の各学年の勉強嫌いの比率は、小1〜6は20〜30%台だが、中1で45.5%に急増。中2で57.3%、中3〜高3にかけても60%前後となった。一方、2回の調査を通じ、1年間で「嫌い」から「好き」に変わった子どもは各学年で6.3〜17.6%いた。

 嫌いから好きになった中学生は、平均の勉強時間が1日当たり約2時間12分と前年比約35分増加。成績も26.8%の子どもが上がった。勉強する理由で「新しいことを知るのがうれしいから」を選んだのは72.0%で、2回とも「嫌い」だった中学生より35.2ポイント高かった。

 好きに変わった中学生の勉強方法は「何が分かっていないか確かめながら勉強する」が73.7%で、嫌いのままの中学生より26.9ポイント高かった。「テストで間違えた問題をやり直す」は70.1%、「友だちと勉強を教え合う」は65.5%で、嫌いのままの中学生とはそれぞれ17.0、14.2のポイント差だった。 

全文を表示