[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年5月9日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県民は「煮物」のことを「たいたん(炊いたもの)」と言うことが話題となっていました。

「煮る」、「炊く」どちらの表現が多いのでしょうか? また区別はあるのでしょうか?

関西発で能登へやってきた「炊く」

石川県民に「かぼちゃを『煮る』と言うか、『炊く』と言うか」という質問をしたところ、58人中「煮る」が37人、「炊く」が21人という結果でした。

やや「煮る」と答えた人が多かったですが、煮る派の内訳は、加賀の方が27人、能登の人が10人、炊く派の内訳は、加賀11人、能登10人という結果で、割合的には、加賀は「煮る」、能登は「炊く」を使う人が多いようです。

辞書で調べてみると、両方同じような意味でしたが、イメージ的には、「炊く」は、時間をかけてゆっくり調理したものという印象です。また、関東のおでんは関西では「関東炊き」などと呼ばれています。

もともと「炊く」は「火を焚く」という言い方が、調理法などの意味を変えて野菜を「炊く」という言い方になった、煮るより新しい言い方なのです。

この言葉は関西で生まれ、北前船などを通して能登へ広まっていきました。そしてそのあと加賀方面にも伝わったと言われています。ですので、「煮る」が優勢なのですが、能登では「炊く」もよく使われるのです。

個人的には「かぼちゃのたいたん(炊いたもの)」という言葉は好きですけどね。(ライター:りえ160)

煮た?炊いた?(kimishowotaさん撮影、flickrより)