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「思春期の息子が口をきいてくれない」「何を考えているのか分からない」と悩んでいる人はいませんか?

いいママほど「うるせぇババア」に!? 男の子の“反抗期”が悪化するNG行動&うまく乗り切る12カ条

小学校高学年から高校にかけて、期間や長さには差があるものの、思春期を迎えます。思春期は誰にでも来るもので、男の子が成長の過程でたどる道筋だそうです。

とはいえ、口をきいてくれない、怒鳴るなど、息子の態度に困ることもあるでしょう。

「男子の心や体の成長を知れば、どう接したらいいか、わかってきます」と、東大進学者数日本一の開成中学校・高等学校校長である柳沢幸雄氏は話します。

柳沢氏の書籍『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』 は、思春期の男の子の扱い方をレクチャーする一冊。

今回は子育てのテクニックが満載の本書から、男の子の実態についてピックアップしてお届けします。

1:「うるせぇ」と言う息子にガミガミ言わない

思春期になると、男の子は急に口数が少なくなります。何を話しかけても、「うるせぇ」と言ってきて、ママを悲しませることもあるでしょう。

思春期男子が家族に発する言葉には、「三語主義」「四語主義」があるといいます。

三語主義は「メシ、風呂、寝る」の三語。四語主義は、「メシ、風呂、寝る、うるせぇ」で会話を済ませようとすること。

会話が短くなるのは、男子は思春期になると、親が干渉しない世界が楽しくなってくるから。

とはいえ、その世界を好意的に思わず、理解しない母親は多くいるそうです。わからないから的外れなこと言ったり、心配して「やめなさい」と言ったり。それが「うるせぇ」になり、理解してくれないから、口をききたくなくなるわけです。

そもそも男の子は、息子の何もかもを知ろうとする母親が「うるせぇ」であり、根掘り葉掘り聞かれることにうんざりするとのこと。

しかしながら、男の子は「うるせぇ」とは言いながらも、母親を頼っていないわけではないそうです。

思春期の頃は、新しい人間関係や環境に緊張が高まり、自分一人で乗り越えていけるかどうか、不安になっているようです。

そのため「うるせぇ」と言いながらも、その言葉の後ろに「本当は不安でたまらないんだよ、母さん」と心の中で付け加えているのだそう。

「『うるせぇ』と言っているうちは、まだ少し自分を頼りにしていると解釈し、生意気な息子を受け入れてあげてください」と柳沢氏はアドバイスします。

親の影響はどんどん小さくなる

2:段階を踏んで親の影響が小さくなる

男の子が変わる時期は、教育の節目と重なるそうです。

未就学の幼児期は親からの影響を大きく受け、子どもも親が大好き。それが初等教育の時期なると、小学校の先生から受ける影響が大きくなり、また友人から影響を受ける機会が増えるとのこと。

中等教育になれば、一番影響受けるのは友人や先輩で、親の影響は非常に小さくなります。

そして高等教育になると、生活の中での判断や将来に対する決断に関しては、親や先生など目上の人からの影響は小さくなるそうです。年齢の近い周囲の人たちからの情報集め、自分で決めていくのです。

柳沢氏は、生徒たちに「友達や先輩後輩から受ける影響を大事にしなさい。10年経って社会人になったら、もう先生はいない。親離れも意識しなさい」と話すそうです。

ママとしてはちょっぴり寂しいですが、息子が男として成長する時期と捉え、見守るようにしたいですね。

3:親離れの本能がプログラムされている

思春期に男の子が母親と話さなくなるのには、理由があるそうです。

自分の世界を母親に理解させるのが面倒になるからと、もうひとつ「ヒトは第二次性徴を迎えたら、異性の親とは本能的に離れていく傾向がある」から。

女の子は、小学校高学年なると、父親のことを「臭くて、ダサくて、嫌だ」と感じる傾向があります。これは毛嫌いすることで離れていき、近親相姦を防ぐため。

それと同様に、思春期の男子は、女親と嫌うのです。みなさんも、自分が小学校高学年の頃を思い出してみましょう。

その頃には、父親と入浴する習慣を断ち切ったのでは?なんとなく、「もう入りたくない」と思ったのではないでしょうか。

この「なんとなく」が、親離れの本能としてプログラムされているとのこと。ただし、子どもには親離れの本能があっても、親には子離れの本能はありません。

そのため親離れをする子どもを見て、親は寂しいと思ってしまうのです。

子どもが反抗的な言動に出たらどうする?

4:怒りは不安の裏返し

子どもが突然反抗的な態度をとったり、怒ったりして、どう接したらいいかわからない人はいませんか?

親との会話中、学校でのおもしろくない出来事がきっかけで、男の子は怒りまくることがあります。時には怒りが激しく、大声をあげる、壁を殴るなんてこともあるのではないでしょうか。

このような行動が多くなるのは、中学校から高校の時期に重なるそうです。ティーンエイジャーは、反抗することを怒りのジェスチュアで表現することがあるそうです。力も強くなっているので、拳を壁に当てたら、壁に穴が空いてしまうことも。

この時、壁を壊したという行為だけを取り上げて、お母さんが怒るのはNG。穴をあけてしまった本人も、心の中で焦っていることが多いのです。

怒りは不安の裏返しであり、痛いところを突かれて不安になるから、爆発したくなるそうです。そこで、まずは怒りの根がどこにあるかを探りましょう。その怒りを母親なりに受け止めるのです。

「苦しそうだね」と一言かけるだけでOK。時を改めて、さりげなく学校での様子や最近のイライラの理由の発端を聞いてみると良いそうです。

ただし度を越して乱暴な場合は、カウンセラーなどの専門家に相談しましょう。

5:ルールは自分で決めさせる

どの学校にも校則がありますよね。校則は学校側が決めたルールであり、思春期になると、破ることを考える子が多いそうです。

厳しい校則の学校がある一方で、校則がゆるい学校も存在します。柳沢さんが校長先生を務める開成は、校則が少ないそうですが、ゆるいから規則が守れるというわけではありません。

開成では、自治が行われ、生徒たちで規則を作っているそうです。自分たちで作ったルールなので、よく守るといいます。

校則についてはそれぞれの学校で異なりますが、家庭のルール作りは自由にできますよね。

ゲーム好きな息子に対し、「○時以降は禁止」と親が勝手に決めるのではなく、本人にルール作りをさせるべきなのだそう。それがゆるくても親は受け入れるようにするとのこと。

ただし破ることは許さない、という姿勢を母親は貫くことがポイントになるようです。

自分も思春期を経験したとはいえ、異性である男の子の心理はなかなか理解できないもの。息子の反抗的な態度に「お母さんはどうしたらいいの?」と戸惑うこともあるのではないでしょうか。

書籍『母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方』は、思春期の男の子の微妙な気持ちや体の成長について詳しく解説し、親が何をすべきなのかをアドバイスしています。男の子を育てるみなさん、ぜひ参考にしてみてください。

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