俳優の大山真志(22)と、矢田悠祐(21)の2人が13日、都内・新宿にて14日から上演される舞台『MUSICAL LIVE 天使達-ANGELS-俺たちは天使か!?』(脚本・演出:源井和仁)の公開ゲネプロを、ほか出演者とともに行い、本番さながらの熱いステージパフォーマンスで集まった報道陣を魅了した。

 本作には大山、矢田に加えて、小野田龍之介(20)、海宝直人(23)、長倉正明(19)、石川新太(12)の4名、いずれも、歌って踊れる若手実力派俳優が総勢6名出演。ミュージカルでは珍しい、スティールパンバンドが劇中の音楽でコラボレーションし、各出演者の歌だけでなく、ダンサーとしても知られる大澄賢也(46)が振り付けを担当した、エネルギッシュでダイナミックなダンスシーンが観客の心をつかむ作品となっている。

 物語は、下界の人間たちの行動に日々呆れ、天上界で退屈している6人の天使たちが、スタンダードナンバーにのせた歌とダンスを雲の上で競い合うというもの。それぞれがやってみたかったことを、歌やダンスナンバーにのせて見せていく。写真が苦手で緊張してしまうため、撮られる時についつい変顔をしてしまうことで“平成の変顔王子”とも呼ばれる大山は、もっとも格上の天使『大天使ミカエル』を演じ、男性ファッション誌『CHOKiCHIKi』(内外出版社)のモデルで、“おしゃれキング”として活躍し、本年4月に初舞台を踏み本格的な役者デビューを果たした矢田は『天使ウリエル』を演じる。歌にダンスにと、華麗なパフォーマンスとコミカルなセリフや演技で観客を惹きつけ、スピーディに展開する舞台は約90分という上演時間をあっというまに感じさせる。観客は、圧巻のダンスパフォーマンスに目をみはり、軽妙な芝居に笑い、そしてラストは、やはり人間想いの天使たちの優しさにホロリとさせられる。

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 ゲネプロを終え、報道陣の取材に応じた大山は、「ミュージカルライブという形なので、普通の舞台をやっているより、もっと自分の感情を表に出せるのがすごい楽しいです。お客さんが入ったら、もっとテンションが上がって、この作品自体が良くなるんじゃないかな、という手応えを感じましたね。今日初めて客席にお客さんを入れてやったんです」とコメント。また、「こういう空気感の作品に出させて頂けるのが初めてなので、関係者じゃない本当のお客さんが入った状況でやるのがすごく楽しみです」と、本番への手応えと期待をのぞかせた。生演奏するバンドが入っていることや、ダンスの激しさについては、「今回はスチールパンバンドというちょっと珍しいバンドのみなさんが入っているので、バンドさんとのセッションという舞台の新しい面を見せていると思います。ダンスに関してはだいぶハードな作品なので」と、充実の笑顔を見せる。

 バンド演奏以外の部分では、誰もが一度は耳したであろうポップスのヒットチューンからロック、映画音楽まで幅広くスタンダードともいえるヒット曲が使われており、大山も「みなさんの良く知っている曲をたくさん歌いますので、それでお客さんのテンションも上げていけたらな、と思います」と語る。今の一番の望みは、「お客さんが満員になって、みんなで幸せな気持ちになれればいいかな」と、笑う大山は、本作ではリーダ的存在。ただ、あまり座長といった雰囲気ではなく、1人1人が個性を持っている役者が集まって自分たちの意見を持ち寄ったりしているそうで、通常の舞台作品を作るときより“自分”を出して意見を言いあえた場所だったと、稽古を振り返る。「一人だけ中学生がいますが、あとはだいたい20~24歳くらい。同年代と『仕事』について真剣に語って、楽しい作品を創るっていうことが、こういうことなんだなとわかったことが、今回自分の中で収穫だし、すごくいい経験になった」とリーダーらしく感想を。

 自分の中で“天使”なところは?と意外な質問をされると答えに悩み、「んー、天使なところですか?おじいちゃん、おばあちゃんには必ず電車で席を譲りますが…」と悩み、「人に優しくすることは心がけています」と苦心してなんとか答えを。最後にファンに向けて「この作品を観て頂いた帰りの電車で、空いた席にあいつらが座っているんじゃないか、と思ってもらえるような、そんなホンワカした空気になって帰って頂けたらと。ホンワカした空気を味わいながら、帰って頂けたらうれしいので、ぜひ劇場に足を運んでご覧になってください」と、PRし取材を終えた。

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 本作は、新宿歌舞伎町、『新宿FACE』にて6月14・15・16日の3日間、全6公演。詳しくはオフィシャルサイトにて http://www.musical.ne.jp/

矢田悠祐