物議をかもしているサントリーの「絶頂うまい出張」東京篇の一部より。動画は既に削除済み(YouTubeより)
ねとらぼ

 サントリーが7月4日に新発売したビール「頂〈いただき〉」の広告動画が「下品」「気持ち悪すぎる」「下ネタ」と物議をかもしています。

【画像:削除された動画、春巻きを食べるシーン】

 「“絶頂 うまい7%”の魅力を紹介する体感型ムービー『絶頂うまい出張』」と銘打たれた動画で、北海道・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の6都市を舞台に、ご当地グルメを味わう様子や「頂〈いただき〉」のおいしさをご当地の方言を交えて紹介するというもの。

 原明日夏さん(北海道篇)、吉川友さん(東京篇)、笹丘明里さん(神奈川篇)、山崎愛香さん(愛知篇)、柳いろはさん(大阪篇)、エイミーさん(福岡篇)ら人気グラビアアイドルが出演しており、「肉汁いっぱい出ました」「(火照った様子で)暑くないと? もぉ元気良すぎやん!」「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」などのセリフや、「頂〈いただき〉」のおいしさを表すという「コックゥ〜ん」という表現を使った「コックゥ〜ん! しちゃった(はーと)」というセリフが登場しました。

 広告がTwitterでも告知されると、「セクハラ・パワハラを含めたコンプライアンスの不徹底さが透けて見えるよう」「女性をバカにしすぎ」「気持ち悪いCMだな、AVかよ」「企業倫理ってないんですか?」「サントリー、下品になりましたね」「AVの見過ぎですか?」「サントリー上層部はみんなAVと現実の区別がつかない脳してるんだろうな」などと辛らつな批判が相次ぎ、中には不買を宣言するリプライも見受けられました。

●サントリーに聞く、動画で伝えたかったこと

 こうした批判や動画で伝えたかったことの真意について、サントリーホールディングス広報部に問い合わせましたところ、次のように回答がありました。

――どういうコンセプトや意図の広告動画だったのでしょうか

担当者:新発売した「頂〈いただき〉」のおいしさを、ご当地グルメや方言と合わせて全国のお客さまにお伝えする意図で制作しました。

――女性は購買層のターゲットにしていないのでしょうか

担当者:男女を問わず幅広いお客さまをターゲットにしています。

――動画公開後、サントリー公式Twitterなどに「女性をバカにしすぎ」「気持ち悪すぎる」「AVのよう」といった批判が寄せられていることについて把握していますか。またそうした意見についてどう考えていますか

担当者:視聴されたお客さまからそうしたお声が寄せられていることは把握しています。ご意見を受け、7月7日19時半に速やかに公開を中止することとしました。ご意見は真摯に受け止め、今後の宣伝活動に活かしてまいります。視聴された一部のお客さまのご気分を害する結果となり、深くお詫びいたします。

 近年、こうした動画広告についてネット上で物議をかもすケースが相次いでおり、SMAPの謝罪会見連想させるパチンコ・パチスロ動画の広告が「不快な思いをさせた」として一部削除されたほか、女性向け動画メディア「C CHANNEL」が掲載したソフィ「ソフトタンポン」の広告動画が「結果的に生理に悩む女性に負担を強いる表現になってしまった」と広告を取り下げています。

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