キャリコネ

しばらく会っていない友人から「お茶をしよう」などと誘われ、会ってみたら得体の知れないビジネスの勧誘を受けてがっかりした、という経験はないだろうか。いわゆるマルチ商法やねずみ講の類である。

ガールズちゃんねるには7月13日、「ネットワークビジネスあるある」というスレッドが立った。スレ主は、そうしたビジネスにはまっている人からの誘い文句として次の4つを挙げた。

1.あなたと一緒に仕事がしたいと言われる
2.成功する人はすぐにこの場で決めるよ!
3.この場に来た事自体あなたのポテンシャルにセンスがある!
4.地球にも優しいんだよ?

「顔張るとか最幸とかありがとうご財増す」という当て字を使う人は怪しい

ネットワークビジネスの勧誘は、全く知らない人からよりは、友人やサークル仲間など見知った人から受けるケースが多いようだ。「『久しぶりに会おうよー』と学生時代の同級生から連絡がくる」「長年会ってないそんなに仲良くない友人からのいきなりの食事の誘いとか怪しい」のほか、

「とりあえず中学とか高校時代の同級生なんかに片っ端から声をかけまくる。 突然友達申請されたり、いきなりLINEして来たりするパターンはほぼ8割方コレ」

という実体験が寄せられている。知り合いであれば誘いに乗って、直接会える確率は上がりそうだ。

ネットワークビジネスの活動をする人の特徴として、妙なポジティブさを挙げる人は多い。参加した主婦サークルが勧誘の場だったという人物は、講師を含め「全員のポジティブオーラが怖かった」と振り返る。そのポジティブさは、「時に何を言っているかわからない」と書く人もいる。

そうした特徴はSNSの投稿内容にも出るようで、「顔張るとか最幸とかありがとうご財増すとか変な当て字使う人は大体マルチ」という人や、SNSのハッシュタグに「最高の仲間 最高の瞬間」などと書く人は怪しい、という意見もあった。

勧誘の場で「この先もずっと稼げないままでいいのか」などと言われた

知り合いに声をかける以外には、ネットワークビジネスを行う会社の取扱商品を使えるイベントを開き、参加者に声をかける、という勧誘の仕方もある。異業種交流会と銘打つこともあるようで、そのようなパーティーの様子をSNSにアップする人は要注意、と書く人もいた。

ネットワークビジネスでは、自身が先ず商品やサービスと契約し、その後自分が見つけた買い手に商品を購入してもらうことで収入を得る。つまり利益を上げるためには、買い手を増やす必要があり、勧誘に必死になるわけだ。

キャリコネニュースでは、実際に勧誘にあった20代男性に話を聞いた。異業種交流会で知り合った男性からお茶を誘われ、待ち合わせの喫茶店に行ったところ、席には知らない男性がもう1人いたという。男性はその時の様子を次のように語った。

「見るからにお金がありそうな風貌で、一目で『変なビジネスをしている人なのだろう』と察しがつきました。自己紹介も済まないうちから、共にビジネスをするといかに儲かるか、この誘いを拒否することがいかに損かを延々と説明してきました。興味がないので席を立とうとすると、『あなたには覚悟がない』だの『この先もずっと稼げないままでいいのか』など声を荒げてきて面倒でした」

男性は「私はきっぱりと断れましたが、場の空気に飲まれやすい人は、相手のペースに乗せられ契約させられたかもしれません」と添えた。

国民生活センターによると、マルチ商法による被害は毎年1万件ほどで推移している。相談内容には、解約や返金のトラブルが多いという。被害に遭わないよう、くれぐれも注意したいものだ。

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