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 今年6月に東京・中野サンプラザでファーストワンマンライブ『林原めぐみ 1st LIVE~あなたに会いに来て~』を行った声優の林原めぐみさんについて芸人のサンキュータツオさん、タレントの池田裕子さん、林原さんが所属するキングレコードの中西豪さんが語ります。

 活動歴が30年を超えるベテランの林原さんのライブに対する思いとはどのようなものだったのでしょうか。林原めぐみさんの魅力に迫ります。

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ファーストライブ実現までの経緯

サンキュータツオ:
 きょうは声優の林原めぐみさんの来た道そして向かう場所について、入門編的にキングレコードの中西さんに教えてもらおうと思います。林原さんに限らず、今の声優さんってアーティスト活動をする方としない方がいる。おそらく林原さんは曲は歌うけれど、あくまでキャラクターが歌うものとして、まっとうしたい。それをショーとしてやっちゃうと、ファンが傷つくんじゃないかと、そういうことをお考えかもしれません。

 あとはアーティスト活動をするとなると、それだけ仕事が倍になります。練習もしないといけない、リハーサルもやらなきゃいけない。そうなると他の仕事が圧迫される。もちろん林原さんは今も若いですが、それにしても新しいことをはじめるって、相当勇気がいると思うんです。

中西:
 林原さんは今の声優さんが歌を歌うという流れを作ってきた人なんじゃないかなと思うんです。キャラクターに命を与えるのが仕事だと思っている林原さんが、また一周回って、林原さんにしか歌えない歌があると思うんです。また大勢のファンの前で歌うという道を作ってもらうのも、林原さんの役割じゃないのかという気持ちがありました。ですので、林原さんには率直にライブについて相談しました。

 ご本人は「え~!」とは言ってましたけど、最終的には「前向きにやるよ」って言ってくれました。

サンキュータツオ:
 すごい! あえて言いますけど、会社のためにもファンのためにも「やるか」という男気だよね。

林原めぐみの仕事との向き合い方

サンキュータツオ:
 林原さんの印象は年々変わっていっていますか。

中西:
 ぜんぜん変わらないんですよ。僕からしてみたら、ものすごい熱量の高い太陽みたい(笑)。

サンキュータツオ:
 それは近づけない(笑)。

中西:
 ものすごく熱量がある方ですので、下手にいくと焼き殺されます(笑)。

一同:
 (笑)

中西:
 僕が入社したときから、スタンスとか歌に対する姿勢も、まったく当時と変わってないでです。

サンキュータツオ:
 具体的にはどういうスタンスなんですか。

中西:
 まずはキャラクターに命を吹き込むというのがすべてのスタートなんですよ。キャラクターを自分の中におろす。『マルドゥック・スクランブル』のアフレコで、すごく思い出があるんですが、主人公を自分の中におろして芝居をするので、精魂尽き果てているんですよ。演じたキャラクターを天に返さないと林原めぐみに戻らないんですよ。

 戻すためにロビーで、クールダウンと言うか天に返す林原さんを見て、僕は声をかけられなかったですね。

サンキュータツオ:
 どんな感じなんですか。

中西:
 本当に黙ってますね。

サンキュータツオ:
 すごい、ちょっとした宗教的儀式じゃないですか。

中西:
 それくらい真剣な熱量でキャラクターと向き合っています。その熱量の中で歌ってくださるので、決して生半可にはならないんですよね。

サンキュータツオ:
 林原さんの音楽活動の面も教えていただきたいです。

中西:
 僕が入社したときには歌もたくさん歌ってらっしゃって、テレビの歌番組にも出てましたね。

サンキュータツオ:
 当時のことを林原さん的には、どう感じていらっしゃるんですかね。

中西:
 「私の役割として作品をPRすることも含めて、歌うことも作品のためなんだ」と思っていたと思います。でも林原さんって、歌がお上手なんですよね。あっという間に歌ってしまう。

サンキュータツオ:
 キャラクターを作ってきて、スタジオに入ったらすぐ歌い終えるみたいな感じなんだ。

中西:
 そうですね。歌とかもスタジオに入る前に作り上げてきますね。

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