事件は9月11日(月)に、メキシコでも治安の悪いとされる中部のイダルゴで起こった。殺害されたのは、映画『ボーダーライン』、『007 スペクター』、『ワイルド・スピードMAX』などのロケ地探しに携わった37歳のカルロス・ムニョス・ポルタル。『ナルコス』シーズン4の撮影地を視察していた彼の遺体には、蜂の巣のように銃弾を受けた穴の跡があり、車は離れたところで発見されたという。この辺りはメキシコでも殺人率が非常に高く、今年の7月だけで182件にも殺人事件が報告されている。

Netflixはこの惨劇を受けて遺憾の意を表すと共に、事件に関しては現時点では当局が捜査中であるとのコメントを発表。これに対し、現在71歳でパブロ・エスコバルの兄であるロベルト・デ・ヘスース・エスコバルは、Netflixに安全面でのプロトコルを変えるよう要請した。コロンビアやメキシコでの撮影は危険かという質問に対して、「Netflixだろうが、どの映画プロダクションだろうが、エスコバル社(2014年にロベルトが創業)の許可なく私や、パブロに関する内容の作品を、メデジン(コロンビア第2の都市)やコロンビアで撮影してもらいたくない。特に、我々を通さないでやるのは非常に危険なのだ。私の国だからな」とコメントした。

エスコバル社のCEOであるオロフ・K・グスタフソンは、「Netflixにセキュリティーに関して問いかけているが、まだ返答がない。安全を確保することは、非常に大事なので素早い対応がなされるべきだ」と同社の今後の動向について語った。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『ナルコス』シーズン3

Netflixオリジナルシリーズ『ナルコス』シーズン3