キャリコネ

アニメ『らき☆すた』などの監督を勤めた、アニメーション監督の「ヤマカン」こと山本寛さんが9月22日、

「やっぱええ歳こいてアニメ観てるような人間は障害者だよ」

とツイートし、ネットで物議を醸している。翌23日には、「障害者はまだ人の心があるな。やっぱり『悪魔』と言うしかないな」とも投稿している。

22日のツイートには、「じゃあ何でアニメ監督やってるんですか?」といった批判が殺到。また「あー確かに。あなたとかそうですよね」と皮肉を言う人もいた。

「アニメは脳を溶かす作用がある」

山本さんは同日、自身のブログでも「こんな発言今まで何万回としてるのに、まだ反応するの?パブロフの犬かお前ら?やっぱりアニメは脳を溶かす作用があるのかもね」と発言している。自身がアニメーション監督でありながら、「アニメは脳を溶かす作用がある」とは随分と辛辣だ。

また「最近になって『ポタク』という用語まで作って、悪質なのは一部であって多くのオタクはマトモなんだ、と無理にでも思い込もうとしたが、やはり無駄のようだ」と説明。8月5日付けの記事によると、「ポタク」とは、

「匿名である」
「ちょっとでもムカついたら(中略)個人や組織に粘着し、とことんまで罵る」
「とにかく嘘をつく。あるいは自分の妄想で決めつける」

といった条件を満たす人のこととし、「すぐさま駆除しましょう」と呼び掛けている。一部のオタクたちが、「匿名」で罵倒を繰り返したり、嘘をついたりすることに嫌気が差しているのだろうか。

今や30代の3人に1人がアニメを視聴

山本さんの発言の背景には、オタクの行動に対する怒りがあるようだ。ただ、一般に「アニメは子どもが見るもの」という考えを持つ人は少なくない。

ツイッターには、「いい歳して漫画にどっぷり浸っている人間は異常。漫画やアニメを学生の内に卒業できて、本当に良かった」「いい歳してアニメアイコンで女叩きしてる男一生童貞説」といった書き込みが散見される。

しかし「アニメマーケティング白書2017」によると、日本におけるアニメ視聴者数は約3124万人で、日本の人口の32%を占めている。また20~29歳の約40%、30~39歳でも30%以上がアニメを視聴している。

またネットリサーチサービス、スマートアンサーによる調査では、20代男性の68.1%、20代女性の61.1%がいままでに深夜アニメを見たことがあると回答している。また1か月以内に深夜アニメを見た人の割合は、20代男性で44.1%、20代女性で32.1%だ。

すでにアニメは限られた人だけのものではなくなっているようだ。山本さんが嫌っているような面倒な行動に走らないようには気を付けたいが、アニメ視聴者そのものへの偏見にはあまり根拠がないのではないだろうか。

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