日本少女漫画史に燦然と輝く傑作『はいからさんが通る』の劇場版アニメ公開を控え、今回の劇場版で伊集院忍を演じる宮野真守と、宝塚歌劇/ミュージカル浪漫で伊集院忍を演じる柚香光による、“少尉”同士の対談が実現した。それぞれが思う少尉の魅力、ヒロイン・紅緒の魅力。そしてお互いが、お互いに思う“少尉っぽい部分”などを語ってもらった。

【大きい画像を見る】撮影:大坪尚人


『はいからさんが通る』は1975年~77年まで「週刊少女フレンド」(講談社刊)にて連載された少女漫画を原作に、78年にはTVアニメシリーズ化、87年には実写映画化、そして3度に渡るTVドラマ化…と様々なメディアミックス展開を行ってきた作品。今回の劇場版では、旧TVアニメシリーズで描けなかった原作のラストエピソードまでを初めて完全アニメ化する。大正時代を舞台に繰り広げられる“じゃじゃ馬娘”の紅緒と、許嫁である“少尉”こと忍の恋の結末は…。

二人がそれぞれ演じる少尉だが、柚香はその魅力を「女の子が、こんな人に出逢えたら良いなと思う男性像、王子様像ですよね」と語る。「少し自分がお転婆してしまったとしても、笑って、全くしょうがないなと言って受け止めてくれる、少尉には女性の夢が詰まっています」と話す柚香に、宮野も「あまり使わない“完璧”という言葉を使ってしまいたくなるような(笑)。完璧なんですよね」と続けた。

そんな“完璧”な少尉について、宮野は「少尉の完璧さは作品の魅力にも繋がっているし、けれどそういった中で、ある意味少尉の“完璧”でないところ、周りからは完璧に見えるけれど少尉も一人の人間だというところを、リアリティのある人間として紐解きながら演じたつもりなので、楽しかったです。完璧な人間がこんなに悲しい想いをして、こんなに辛い経験をしていて、だからこういう人になったんだという」と、演じた身だからこその印象を語る。

劇中で許嫁という間柄の紅緒のことは、「好きです、僕!(笑)」とストレートに伝えてくる宮野。柚香も「あんなに素直で真っすぐな、エネルギーに溢れて(笑)。少尉の家は気品のあるとても由緒正しいお家柄。そういった縛りの中で生きていて、台詞にもありましたけれど、紅緒の魅力は“新しい風を吹かせてくれる”というところが一番だと思います」と、彼女が持つ魅力を説明した。

また対談を通じ、少尉と、少尉を演じた二人の共通点として“笑い上戸”であることが浮かんできた。柚香が「宮野さんに笑い上戸はぴったりですね!(笑)」と言えば、宮野も「柚香さんも笑い上戸!すごく可愛く笑うなって。隠すことなく思いっきり笑ってくれるので、初対面なのにずっと二人で自然に喋っているなと思いました(笑)」と返す。そんな二人が演じる劇場版アニメの“少尉”と、宝塚歌劇/ミュージカル浪漫の“少尉”、どちらも注目して観て欲しい。

『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』は11月11日公開。『劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~』は2018年公開予定。
宝塚歌劇/ミュージカル浪漫『はいからさんが通る』は10月7日~10月15日に梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、10月24日~10月30日に日本青年館ホールにて公園。【ほかの画像を見る】撮影:大坪尚人

撮影:大坪尚人