日本がインド高速鉄道を受注して良かった!「中国が受注しても得などない」=中国報道
サーチナ

 2015年末に日本が受注を決めたインドの高速鉄道計画。今年9月14日には起工式が行われ、安倍首相も出席したが、インドに有利な破格の条件を提示して受注したことでも話題となった。中国メディアの今日爆点は14日、この受注合戦に「中国が負けて良かった」とする記事を掲載した。「日本は泥沼にはまった」からだという。

 その理由の1つは、日本が払った犠牲が大きすぎることだ。日本は償還期間50年、利子率年0.1%という破格の条件を提示したが、インドネシアの高速鉄道計画で中国と争った時、日本は償還期間を40年としていたと指摘。インドの高速鉄道はこれだけの犠牲に見合うだけの価値があるのかと疑問を呈し、日本は「インドという国が常軌を逸した不思議な国であることを見落としている」とした。

 また記事は、インドには最低限のインフラの基礎もなく、日本から破格の条件を提示されながらもインド国内には高速鉄道建設に対して反対意見も根強く存在すると記述。先日も、インドの国会で日本による高速鉄道建設を否定する声が上がり、建設されたところで富裕層しか乗ることができず、資金も巨額で、地元の鉄道システムに影響が出る恐れがあり、この金があれば貧困者のために使うべきだと意見されたという。

 続けて記事は、日本が受注を決めてくれて良かったと何度も強調するとともに、中国はインドの別路線での参入を考えているが、慎重になるべきだと訴えた。ひとことで言えば「得にならない」からだという。中印間には領土問題があり、経済面や技術提供において損はしても得はなく、「高速鉄道でインドを助けて中国が得るものはあるのか」と率直に記した。

 現段階でこのプロジェクト受注が失敗だったと決めつけるのは時期尚早だろう。また、記事の内容からはどうしても中国側の「悔し紛れ」感が伝わってくるが、いずれにしても無事に完成することを願うばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)meinzahn/123RF)

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