ロシアで試合中にコメンテーターが判定に激怒して、退席するという珍事があった。11日付のイギリスメディア『BBC』が報じている。

 珍事が起きたのは、6日に行われたロシア3部リーグの西地区に所属するトルペド・ウラジミールとテクスチリシク・イヴァノヴォの試合でのこと。1-1で迎えた後半途中、イヴァノヴォのGKアレクセイ・スミルノフが、相手選手をペナルティエリア内で倒してしまった。しかし主審はエリアの外だったとし、ウラジミールにFKを与えた。この試合で実況を務めていたウラジミール・ニコルスキー氏は、この時点でかなり興奮気味だったものの、事態はさらに悪化。

 このFKで入れられた鋭いクロスを、イヴァノヴォのDFがクリア。この際、ボールが明らかに手に当たっているように見えたが、主審は“プレーオン”のジェスチャーをし、ニコルスキー氏は大激怒。「ロシアサッカーへの恥辱だ」などと約2分間にわたり主審を激しく非難した後、「実況なしでサッカーを見てくれ」と言い残して退席してしまった。試合は1-1のまま終了している。

 ロシアの地方リーグのルールでは、実況者はホームチームが用意することが義務付けられている。実況を務めていたニコルスキー氏はウラジミールに雇われているため、このようなことが起きてしまったようだ。

 試合後、ニコルスキー氏はロシアメディア『RT』に対し「自分のチームが傷つけられているのを見て、感情的になってしまった」と話した。さらに、審判を激しく非難しながらも、罵らなかったことに誇りを持っていること、クラブから謝罪をするよう要求されていないことを明かしており、やったことに後悔はないと語っている。

(記事/Footmedia)

ロシア3部で珍事が発生した [写真]=Getty Images